書いた人:タナカユウ(@tanakayu30)
目次:新入社員がお金の勉強をしたいと思ったら知っておくべき50のこと
今回は、新入社員のみんな、投資始めようよ!っていう話です。
新入社員の皆さんは、会社に入り、
毎日の一つ一つの出来事が新鮮で刺激的な日々を過ごしていると思います。
そんな中、より生活を充実するために何かを始めようと思ってはいませんか?
もしそうなら、私は「投資すること」をおすすめします。
会社で任される仕事は始めは簡単なもので、
同期との給与にいきなり差がつくことはほとんどありません。
しかし、お金の知識は今身に付けることで、大きな差が一瞬でうまれます。
新入社員のあなたが今力を注ぐべきことは、会社での仕事ではなく、
お金の勉強です。
今回は、新入社員のあなたが知らないであろうお金の事実を伝えることで、
投資を始めるきっかけになればいいなと思います。
それではいってみましょう。
新入社員は「投資」を始める絶好の時期!君が知っておくべきお金の事実5選
①アメリカ人と日本人の資産増加率には大きな差がある
②投資で1億稼ぐと残るのは8000万、労働で1億稼ぐと残るのは5000万
③5400万円の資産は、君を働くことから解放する
④時間は金になる
⑤銀行にお金を預ければ利息がもらえるのは、銀行があなたのお金で儲けているから
①アメリカ人と日本人の資産増加率には大きな差がある
まず、アメリカ人と日本人の資産増加率は大きく異なる
ということは知っておきましょう。
詳しく説明していきますね。
金融庁が発表した上記資料によると、
実際、1995年~2016年の20年の間に、
アメリカ人の資産は3.32倍になりましたが、
日本人の資産は1.54倍にしかなっていないことが分かります。
なぜそんなに差ができるのかと言いますと、
アメリカ人の方が給与が高いからでもなく、生産性が高いからでもなく
それはただ単にアメリカ人が投資をしているからです。
と言われてもよくわからないと思いますので、
先程の資料を見ながら説明していきますね。
日本人は20%の資産を運用しており、アメリカ人は50%の資産を運用している
上記を見て頂くと分かると思いますが、
日本人が約20%の資産を資産運用しているのに対して
アメリカ人は50%の資産を資産運用しています。
インデックス型投資信託であれば、年3%のリターンが見込めますので、
もし日本人、アメリカ人共に1000万円持っていた時の
資産の増加量の差を比べてみると、下記のようになります。
日本人:資産運用:200万円(全体の2割)×3%=6万円
アメリカ人:資産運用:500万円(全体の5割)×3%=15万円
現金の割合を少なくし、投資に回すだけで9万円の差が生まれました。
総資産がもっと大きければ、より多くの差が生まれるのです。
このように単純に資産運用へ回す金額が大きいだけでも
収入を増加させることができます。
アメリカ人は働かずして、年250万稼いでいる
最後ですが、
資産運用することによって、収入の得方が異なっていることも知っておきましょう。
上記を見て頂ければわかるとおもいますが、
アメリカ人は収入の25%を資産運用から得ています。
分かりにくいので、
仮に年収1000万円の日本人と、アメリカ人がいたと仮定すると
両者の収入の内訳は次のようになります。
◼︎日本人:900万円を労働から、100万円を資産運用から
◼︎アメリカ人:750万円を労働から、250万円を資産運用から
アメリカ人は自分で働くだけでなく、お金にも働かせているのです。
だから、楽に、しかも大きなお金を得ることができているのです。
そのことは知っておきましょう。
②投資で1億稼ぐと残るのは8000万、労働で1億稼ぐと残るのは5000万
知っていました?
投資で稼いだお金への課税率と、労働で稼いだお金への課税率は異なるのです。
労働への課税は、あなたも聞いたことがあると思いますが、累進課税制度です。
ご存知だとは思いますが、
累進課税制度とは収入が増加するたびに、課税率が上昇する制度です。
年収100万~2000万円の税金(所得税・住民税)を詳しく解説!|平均年収.jp
上の表を参考にすると、もし4000万円の収入を得ると45%課税されます。
しかし、資産運用で4000万円得るとかかる税金は約20%です。
収入の得方で、税率が異なることも知っておきましょう。
なので、超シンプルに4000万円労働で稼いだ場合と、
4000万円資産運用で稼いだ場合手元に残るお金を比べてみると、
以下のようになります。
労働:2200万円{4000万円×(100-45)%}
資産運用:3200万円{4000万円×(100-20)%}
この結果わかる通り、
同じ額を稼ぐのであれば資産運用で稼いだ方が得なのです。
また、ちょっとややこしくなりますが、
確定拠出型年金だったり、NISA口座での資産運用であれば、一切課税されません。
関連記事
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⇒【確定拠出年金】20代会社員は絶対に「マッチング拠出」はやめておくべき理由
このように、労働以外で収入を得ると
税金面で得することが多くあります。
なので、少しずつ資産運用から得る収入の割合を増やしていくことが大切なのです。
③5400万円の資産は、君を働くことから解放する
5400万円を年利3%で資産運用すれば、月々13.5万円の不労収入が得られます。
これは、
フィリピンをはじめとする途上国5人暮らしにかかる収入の3倍近い収入で、
これだけあれば、子供三人を日本の大学に行かせても、
死ぬまで暮らせる収入が継続的に発生します。
ちなみに、アジアには月5万円程度で生活できる国がたくさんあります。
アジア各国の平均収入は以下の通り!
カンボジア:24万円(月2万円)
ベトナム:30万円(月2.5万円)
フィリピン:48万円(月4万円)
タイ:115万円(月10万円)
シンガポール:384万円(月32万円)
日本:416万円(月35万円)
年100万円貯金すると仮定すると、5400万円が貯まるのは今から54年後です。
資産運用をすれば、その時間を短縮することができます。
④時間は金になる
新入社員の方であれば、多くは現在22歳でしょう。
君にはスキルも無く、お金もなく、人脈もない。
しかし、ただ1つだけそんなあなたでも大量に持っているモノがあります。
それが「時間」なのです。
定年を60年とすれば、それまでに38年間あります。
38年という時間はお金になります。
先程述べましたが、5400万円という資産があれば、
資産運用で生きていくことが可能なレベルになります。
5400万円を38年間で築こうとすると、
月々約12万円を貯金する必要があります。
日々の生活がある中で、それだけの金額を貯蓄に回すのは難しいですよね。
しかし、38年間という時間で積立投資を行ったのであれば、
月々6万3000円程度で60歳までに5400万円の資産を創造することができます。
引用:積立かんたんシミュレーション | 投信積立 | 投資信託 | 楽天証券
他にも、年利3%で資産運用した場合(インデックス型投資信託)
100万円を1年間運用すると103万円になります。
100万円を10年運用すると134万円
100万円を38年運用すると307万円になります。
つまり、運用する期間が長ければ長いほどお金は増えていくのです。
時間は金になるのです。
新入社員のあなたはその大量にある時間を有効活用しましょう。
⑤銀行にお金を預ければ利息がもらえるのは、銀行があなたのお金で儲けているから
銀行にお金を預けていればお金がもらえる。
お金を保管させてもらってるのに、
お金も追加でもらえるなんてお得なんておもってはいませんか?
あなたが銀行から利息としてお金がもらえるのは、
銀行があなたのお金を使ってそれ以上儲けているからです。
よくわからないですよね。
簡単に説明すると下記のようになります。
・あなた:100万円を預ける
・銀行:100万円を企業に貸す→105万円で返してもらう
・あなた:銀行から100円もらう(100万100円)
つまりあなたが、銀行のようにお金を貸す側(投資)になることができれば、
もっと多くのお金を手に入れることができるのです。
お金は預けている場合じゃないですよ。世の中に貸していきましょう。
まとめ:新入社員は「投資」を始める絶好の時期! 君が知っておくべきお金の事実5選
ってなわけで、
まずは確定拠出年金と持株会で投資にチャレンジするのがいいんじゃないかな。
⇒【新入社員必見】確定拠出年金の運用商品は「元本変動型:株式:インデックス型」がおすすめ
⇒【新入社員必見】持株会をうまく活用すれば「2000万円が得られる」って知ってた?
お金の知識を身につけるには?
どうでしたか?
少しは、参考になる部分はありましたでしょうか。
最後に、簡単にですがお金について正しい知識を身に付けたい方に向けて
オススメな方法を紹介して行きますね。
本を読もう
まずですが、「本」を読みましょう。
20代は、いやいやお金の勉強って何よ?そもそも。
という状態だと思うので、そんな時はさらっと本を読みましょう。
オススメな本は下記でまとめてあります。
→【新入社員向け】お金の勉強を始めるにあたって読んでおくべき本9選
行き詰まりを感じたら、話を聞きに行こう
で、ある程度の節約や資産運用に挑戦した後にオススメなのが、
お金に関して詳しい方に、話を聞きにいくというものです。
というのも、自分で本で学んで実践していったとしても
理解が浅かったり、腹落ちしていない点も多々出てくると思います。
なので、自分自身の行動を正しく矯正する場として、
人に話を聞きにいくということをオススメします。
といっても誰に話を聞けばいいんだ?となると思いますが、
そんな時は無料で参加できる「お金の教養講座」を利用しましょう。
お金に関してのことって中々聞く機会っていうのはないと思うので、
こういった場を利用して日頃の疑問を解消していきましょう。
講師の方も丁寧な方ばかりで、
こちらが疑問に思ったことに対して、細かく回答してくれます。
もちろん無料ですよ!
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