(グループディスカッション)「GDではやっていけない」と就活生が勘違いしている3つの常識

 

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書いた人:タナカユウ(@tanakayu30

 

目次:(関関同立・MARCH向け) 大手企業から内定を得た私が考える「就活で必要な50のこと」 

 

 

今日から就活解禁されましたね。

なので、就活記事を書いていこうと思いました。(←安易)

 

就活開始直後の3月~4月くらいは1次選考を受けることが多いと思っていて、

 

その時期は選考では面接よりもグループディスカッション(以下GD)が用いられることが多いです。

 

大人数を1度に選考にかけられるからです。

 

GDに関する情報って言うのはネット上に多く出回っているので、目にした方も多いと思います。

 

ですが、就活を経験した私から見ると

「それって本質じゃないよな。」「どうでもいいな。」と思うものが多くあります。

 

しかしながら、就活生は何が正しくて何が正しくないのか判断しづらいですよね。

 

なので、今回は「超どうでもいい迷信」に捕らわれているあなたを救おうではないかの会です。

 

もし、あなたが明日?明後日?来月?GDを受けるのであれば、参考になることが書いてあると思います。

 

◼️GD通過企業

PwC、三菱UFJ銀行、リクルート、パナソニック

関連記事:「関関同立・MARCH出身」が割とガチで就活した結果を公開してみる 

 

 

それではいってみましょう。

 

関連記事: 「外資コンサル通過」大手企業社員が教えるグループディスカッションのコツ

 

  

評価ポイント(私の独断)

 

まず、その前にGDでは何が最も大事であるのか明確にしておきましょう。

これを理解していないとトンチンカンな発言や行動をやりまくってしまいます。

 

そこらへんの就活メディアでは「積極性が大事だ!」とか「協調力を見られている」とか書いてあることが多いですが、実際そんなのどうでもいいです。

 

採用担当者が何を見ているのかと言えば、

 

「あなたの言動が、どれだけ議論を前に進めたか」

 

これだけなんです。

 

積極性なんて0でも、他の何かで議論に貢献できたらそれでいいのです。

 

協調性なんてなくても、他に貢献できる何かがあなたにあるならそれでいいのです。

本当にただそれだけ。抽象的ですが、覚えておきましょう。

 

では、ここからが本題!付いてきてくださいね!

 

GDで就活生が大事だと思っているけど、実際はどうでもいい3つのこと

 

①司会役をやらないといけない

②発言数が多い方がいい

③他人の意見を論破してはいけない/傾聴力が大事

 

①司会役をやらないといけない

 

まずはこれ!就活生だったら「司会役=神」みたいに思ってると思います。あってます?(笑)

 

でも実際はそんなことは一切なくって、

 

司会、発表者、書記、タイムキーパー、役割無し、の役割があると思いますが、誰が何をやるかなんてのは、選考に一切関係ありません。

 

実際私は司会とか、書記とかの役割にはなったことはありませんが、通過率は7,8割を超えました。(役割を決める時間って無駄だと考えていました)

 

先ほども述べましたが、あなたの言動が議論を前に進めたかが重要であって、

役割はそれほど重要ではないのです。

 

だって、肩書なんて、一瞬で崩れる

 

議論では、自身の思考回路を言葉にしなければいけません。

なので、思考回路がぐちゃくちゃな人がいくら良い肩書を持ったところで、

一言話せば、すぐばれてしまいます。

 

ばれれば最後、それ以降その人の発言に耳を傾ける人はいないのです。

 

反対に、道筋が明確な考えを伝えられる人は、役割なんてなくても「一瞬で議論の中心」になります。まあ、経験していくにつれてそれがどんなものか分かるようになると思います。

 

タイムキーパー=無能

 

もし、役割を決める際に、

あなたが1番に「はい!タイムキーパーやります!」と手を挙げることで積極性をアピールしていると考えてるのであれば、無意味なのでやめましょう。

 

私なら、タイムキーパーに「手を挙げる=無能」と考えそっこーで×をつけます。

 

そもそも時計係って必要ですか?

時計を皆が見られるように、真ん中に置けばいいじゃないですか。

やる必要のない事をやっていても何も議論に貢献していません。

 

やらないでいいことを一所懸命にやる人はコストでしかないのです。

 

けど、発表者はやった方がいい

 

議論中は役割らしきものはなにも必要ないですが、

GD後にグループの発表がある場合は、自分でやった方がいいと思っています。

 

なぜなら、「議論を明確に理解していないと、人前では話せない」からです。

人前で発表が怖いのは、自分が内容を理解していないからです。

 

つまり、自分が発表をすると認識していると、失敗するのが怖いから

 

発表しやすいように簡潔で、相手に伝わり易い議論運びをするインセンティブが働きます。結果、議論の中心にいるは必然的に「あなた」になるのです。

 

発表者にならないでいいという気持ちでいると、

議論の着地点であるアウトプットに拘らなくてよい状態になります。

その姿勢は、あなたの発言の「質」を大きく左右します。

 

でも、人前で話すの苦手だし、、と思う人もいますよね。

わかります。私も人前で話すのは超が付く程「苦手」です。

 

でも大丈夫です。

 

発表の時間は加点にはなっても減点はない

 

この時間はボーナスステージみたいなもんです。

なぜなら、議論の中でもう選考は99%終わっているからです。

 

議論の過程で×をつけられた方が、どれだけ良い発表をしようとも選考を通過することはありません。

 

反対に、発表がいまいちでも、議論の中で評価されていればよっぽどのことが無い限り落とされることはありません。

 

皆が嫌がる発表を、あなたは行った。マイナスなわけがないでしょう。 

 

②発言数が多い方がいい

 

積極性が大事だから、発言数が大事だ!とかよく無能就活メディアが書いていますが、

一切そんなことはありません。

 

実際私は、20分のディスカッションの中で一言二言しか発言しませんでしたが、

通過しましたし、その中で良く話していた方は次回の選考に呼ばれていませんでした。

 

 

質の高い発言は一言で議論を大きく前進させる

 

たとえば、良く発言するA君がグループ内にいたとします。

もしかしたらあなたにとっては、彼は積極的で目立っているように見えるかもしれません。

 

けど、なんで彼が何度も何度も発言しないといけないかわかりますか?

それは彼の言葉の「質」が低いからです。

だから、補足に補足を重ねなければいけないんです。 

 

獲物を一発で仕留められるのであれば、銃を何度も打つ必要が無いのと同じです。

一つ一つの精度が低いから、数が必要なのです。

 

なので、もしあなたが、話すのが得意でないのであれば無理に話す必要はありません。

大事なのは発言数ではなくて、議論を前に進めたか否かだけだからです。

 

議論の肝、大事な瞬間、そこで一言本質を突いた発言をしましょう。

 

採用担当者は案外見てくれていますよ。

 

 

③他人の意見を論破してはいけない/傾聴力が大事

 

クラッシャーになるな!傾聴力が大事!

そう、耳にタコができるほど、就活時期には聞くと思います。 

(クラッシャー:論破大好き人間(嫌われる傾向あり))

 

ですが、私としてはこれもナンセンスだなと思っています。 

 

何でもかんでも良いと頷く奴なんていらない

 

私が採用担当者であれば、誰かがトンチンカンなことを言っても

「それっていいねぇ。うん。うん。」と言うだけのやつは即効で落とします。

 

何が良かったの?本気で議論のアウトプットに焦点をあててないの?って思います。

 

議論に参加するなら、アウトプットには責任持つ。

 

採用担当者をうならせるレベルのものに仕上げる。その姿勢は、行動にあらわれます。

 

そのためには、全部の意見に同意しているだけでは駄目です。

ダメな意見も議論の中には必ず出てきます。それを見過ごして

 

空気を壊さないだけの人間なんていりません。

 

時には、クラッシャーになることも必要 

 

だから、私の意見としては「クラッシャーになる勇気」を持って欲しいと思っています。

 

本気で何か良いものを創ろうと思えば、

あなたがそのことに本気でぶつかっているのであれば、

誰かと衝突するのは当たり前です。

 

綺麗事かもしれませんが、

そんな中でもこのチームの議論の目的は何なのか見失わずに

たとえ誰かとぶつかってもチームの方向性を定義できることにこそ価値があるんです。

 

もちろん、なんとなくいやだ。なんか面白くない。みたいな理由で

他人の意見を否定すれば、採用担当者からは悪い評価を受けるとは思いますが、

 

私達の定義した目的はこれで、そのためにはあれが必要だけど、

今の意見は、そこから外れてる。だから、おかしいと思う。くらいならどんどん言えばいいんですよ。

 

いいですか。議論の目的は「最高の結論を出すこと」です。

 

空気?協調性?そんなのは

ごちゃごちゃ考えずに、結論に誰よりも拘りましょう。

 

レベルが高くなればなるほど、周りもついてきますし、

採用担当者には案外伝わりますよ。

 

*もし、落とされたらそのレベルの企業なんていかなきゃいいんです。

大丈夫、君はもっと上に行けるから。

 

 

まとめ:「GDではやっていけない」と就活生が勘違いしている3つの常識

評価ポイント

 

「議論を前に進めたか」のみ

 →積極性、傾聴力、笑顔全部どうでもいい。議論をいかに進めるかに集中しよう。

 

GDで皆が大事だと思っているけど、実際はどうでもいい3つのこと

 

①司会役をやらないといけない

→肩書はすぐにはがれる、役割は関係ない

 

②発言数が多い方がいい

→大事なのは発言の「質」、数じゃない

 

③他人の意見を論破してはいけない/傾聴力が大事

→議論のアウトプットに拘れ。何でも頷く空気壊さない野郎なんていらない。

 

 

どうでしたか?少しは役に立つ情報がありましたか?

就活頑張ってくださいね!今回は以上です。では。