【20代大手企業会社員向け】30歳までにアーリーリタイアしたいなら、1000万円で低位株を買え。

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書いた人:タナカユウ(@tanakayu30

 

目次:新入社員がお金の勉強をしたいと思ったら知っておくべき50のこと

 

 

アーリーリタイアしたい

 

*アーリーリタイア:早期退職のこと

 

行きたくない会社なんて辞めて

やりたいこと・興味があることを、好きなだけやってたい

 

だから、

1000万2000万とかのレベルではなく、働かなくても生きていけるほどのお金がほしい。

 

そう思ったこと、ありませんか?

 

しかし、そうは思っていても、

 

会社に入社し、数々の現実を目の当たりにすると

そんな欲望にふたをしてしまわざるを得なくなっちゃうことがありますよね。

 

10年後は結婚していて、子供もいて

そんなにお金は持っていないけど、たまには家族で旅行に行けて

相変わらず仕事はつまらないけれど、まあそこそこ満足するレベル

 

そんな人生を自分は歩んでいくんだ。それでいいんだ。そういうものなんだ。

それが私の幸せなんだ。みたいな

 

もちろん、上記のような人生は悪いものではないだろうし

そのような生活を否定するつもりはありません。

 

ただね。

でもだよ。

 

そんな「平凡だけど幸せな人生」の大切さに気付くのは

 

「まだ早いんじゃない?」

 

50歳になって俺はこういった人生を生きたいんだ。とか

40歳になって俺はこんなもんじゃねぇ。とか言ってたら

 

いや。現実見て。って思いますよ。そりゃね。

30代でもそうかもしれません。

 

ただ、20代はもっと稚拙で論理的でなくて幼稚園児みたいな欲求を表に出すべきです。

 

「俺の人生はこんなもんじゃねぇ。」

「金持ちになって、ありったけの熱量を好きなことに注ぎたい。」

 

そう声を大にして叫ぶべきなんです。夢を追いかけるべき時間なんです。

 

あなたは大手企業社員です。

大きな企業に勤め、比較的大きなお金を得られるあなただからこそ

リスクを取れば早期退職に十分なお金を手に入れられるのです。

 

なので、今回は

なぜ大手企業社員は億万長者になれるのか

その具体的な方法(やるべきこと、やるべきでないこと)

 

この2つを中心に解説していきます。

 

まだ、あなたの身の丈は決まってません。

「100%の理想の未来に必要な莫大なお金の築き方」を今日はお伝えします。

 

それではいってみましょう。

 

 

関連記事:大手企業勤めの新入社員が30歳までに会社を辞めるために必要な3つの具体的行動

 

 

30歳までの退職に必要なお金の築き方とあなたがそれを目指すべき理由

 

方法:30歳までの貯金1000万円で、低位株に集中投資すること

理由:「大手企業社員+20代」という身分は可能性とリスク耐性が最も大きいから

 

上記が今日の結論であり、私があなたに伝えたいことです。

 

これからは、そもそも低位株って何?集中投資とは?

なぜ大手企業社員+20代の何が良いの?

 

など、方法とその理由に至った経緯を解説していきます。

興味がある方は見ていってくださいね。

 

5400万あれば、会社は辞められる

 

まず、結局いくら資産があれば一生働かずして生きていけるのか。そこを明確にしていきたいと思います。

 

早速答えを言うと、アーリーリタイアに必要な金額は5400万円です。

 

こういうと、え?少なくない?

2億円とか言われてない?大丈夫なの?と言われる方が多いと思いますが、

 

5400万円で、アーリーリタイアはできます。

これからその根拠を説明していきますね。

 

金額別 アーリーリタイアできる条件や環境

 

アーリーリタイアと言っても、色々あります。

なので、住む場所はどこで、1人分の生活費で良いのか家族と一緒に暮らしていきたいのかなど生活水準が異なると、準備するお金も変わってくるのです。

 

以下が、金額別のアーリーリタイアできる条件と環境です。

 

2000万円:アーリーリタイア(途上国1人暮らし) 

5400万円 アーリーリタイア(途上国で5人家族で生活)

8000万円:アーリーリタイア(日本1人暮らし)

2.5億円:アーリーリタイア(日本で4人家族生活)

 

 

金額が増えれば増えるほど条件が向上していくことが分かると思います。

2.5億円、1度は手にしてみたい金額ですね。

 

で、いやなんで上記の金額があればリタイアできるって言えるの?少なくない?と言われると思いますので、簡単に説明していきますね。

 

2000万円:アーリーリタイア(途上国1人暮らし) 

 

まずは、2000万円です。

2000万円という金額は、インデックス型の投資信託で資産運用(年利3%)すれば、

年間60万円(月5万円)の収入を生みます。(60万円=2000万円×3%)

 

フィリピンの平均年収は50万円(月収4万円)

ベトナムの平均年収は30万円です。(月収2.5万円)

カンボジアの平均年収は24万円です。(月収2万円)

 

つまり、月々5万円以上の収入を発生させるだけの資産を築くことができれば

働かずして生活できるのです。

 

なので、結婚なんてしなくていい。住む場所は日本でなくても構わない。

そういった人は2000万円を築くことを1つの目標にしましょう。

 

詳しくは【ノマド・ブロガー必見】月5万円の収入で生きていきたいなら、フィリピンがオススメって話で解説しています。

 

5400万円 アーリーリタイア(途上国で5人家族で生活)

 

続いては5400万円です。少し額が大きくなってきましたね。

こちらも説明していきますね。

 

5400万円という金額は、インデックス型の投資信託で資産運用(年利3%)すれば、

年間162万円(月13.5万円)の収入を生みます。(162万円=5400万円×3%)

 

月々13.5万円の収入があれば、途上国であれば十分に生活が可能です。

 

結婚はしたいし、子供も欲しい。けど暮らす場所は日本でなくても良い。

という方は、5400万円を目標にしましょう。

 

*月々13.5万円の収入で生活できるという数字は、以下の仮定で算出しています。

・フィリピンでの5人家族の生活費月々5万円

・3人の子供が日本の私立大学理系に進学

 

詳しくは【会社が辛い人必見!】会社を辞めたいなら、月13.5万円の不労収入を創造しよう。で解説しています。 

 

8000万円:アーリーリタイア(日本で1人暮らし)

 

後は簡単に、書いていきますが、

 

8000万円あれば、資産運用で年間240万円(月20万円)得ることができます。

現在の私も月20万円程度で生活していますので、

 

つまり、一生1人で暮していくor結婚相手も稼ぎがある という条件であれば、

日本であっても働かずに生きていけるということになります。

 

そういった暮らしを望む方は、8000万円の資産を築くことを目標にしましょう。

 

*ちなみに、途上国であれば、月々20万円の収入があればすんごいリッチな生活ができますよ!もうすんごいくらいに。

 

2.5億円:アーリーリタイア(日本で4人家族生活)

 

最後になりましたが、2.5億円の資産があれば年750万円(2.5億円×3%)の不労収入が得られます。

 

日本で家庭(4人)を持つのであれば、年750万円ほどの収入は必要です。

子供2人を大学に行かせるともあれば、もっと多く必要かもしれません。

 

なので、日本という国で人並みの生活を送りたい。

そう思うのであれば、2.5億円を目標にしましょう。

 

ちなみに、10億円あれば、年間3000万円(10億×3%)の収入を得ることができます。

 

*子供を大学に行かせなかったり、都市部ではなく地方暮らしをするなどの対策を取ればより少ない金額でもリタイアは可能です。

 

2.5億とか無理

 

ここまで聞いてきたら、なんとなくではあるものの早期退職のために築くべき資産が見えてきたと思います。

 

しかし、恐らくここまで読んでいた読者が抱いた思いは1つ。

 

「そんな資産築くのなんて無理。www」ですよね。

 

8000万?無理

2.5億円?無理

10億円?絶対無理

 

無理無理無理無理―!みたいな

 

上記の金額って現実離れしすぎてて、目指そうにも目指しがたいと思うんですよね。

 

ただ、私は言いたい。

5400万円ならあり得る。

 

もちろん、日本のような生活コストの高い国で生きていくことは難しいかもしれない。

馴れない国で暮すのは不自由なことが多いかもしれない。

 

ただ、会社に捕らわれず生きられる生活を5400万円は与えてくれます。

 

そんな5400万円であれば、会社員であっても30歳までに築くことは可能です。

今私はそこを目指し奮闘しています。

 

もっと言えば、大手企業という比較的大きな給与を貰えるあなただからこそ、

5400万円を築ける可能性があるのです。

 

これから、いかに5400万円を築くのか説明していくのですが

 

その前に、大手企業会社員のあなたが普通に生きた場合どれほどの資産を30歳になって時点で持っているのか確認してみましょう。

 

大手企業社員であれば、30歳までに1000万円の貯金ができる

 

大手企業に勤めている方であれば、

大きな困難も無く、30歳の時点で1000万円くらいの貯金はできます。

 

ここでは、その計算式を公開していきます。

 

設定:22歳で大手企業入社 1年で100万円の賞与が支給される 1年ごとに賞与の額が10万円増加する その全てを貯蓄 と仮定

 

すると、貯蓄額は以下のようになります。

 

22歳→23歳:100万円

23歳→24歳:210万円

24歳→25歳:330万円

25歳→26歳:460万円

26歳→27歳:600万円

27歳→28歳:750万円

28歳→29歳:910万円

29歳→30歳:1080万円

 

つまり、基本給の範囲で生活ができており、ボーナス全てを貯蓄に回したのであれば、
30歳までに1000万円の貯蓄をすることは十分に可能なのです。

 

何も特別なことを必要とせず、ただただ基本給の範囲で生活をすればいいだけです。

 

つまり、あなたがこのまま上記のような生活を送ったとするのであれば、

30歳で1000万円の資産を築いているということになります。

 

ここまでは良いと思います。

 

「30歳 資産1000万円」

 

それで十分だと思えるのであれば、上記のような生活を続けましょう。
それも一つの選択です。

 

しかし、1000万円ではアーリーリタイアは不可能です。

何かしらの行動を起こし、1000万円を5400万円にしていく必要があるのです。

 

その5400万円を目指すためには1000万円を失う覚悟が必要で、 

もし、あなたが5400万円を目指す気持ちがあるのなら、この先を読み進めてください。

 

で、さっそく1000万円→5400万円にする方法を解説していきますね。

 

全資産1000万円を「低位株に集中投資」しろ。

 

1000万円をどうやって5400万円にするのかというと、
その全額で時価総額の低い企業の株式を購入するのです。

 

時価総額の低い企業のことを「低位株」と呼びます。

創業間もなかったり、倒産寸前の会社は、株価がとてつもなく低い場合があります。

 

しかし、そんな会社に良いニュースや、業績が改善されると

 

えげつないくらい株価が上昇します。

 

以下が例です。 

 

60倍 28円→1670円

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9倍 231円→2050円

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時価総額の低い企業の株式は数日や数カ月単位で10倍や100倍になりえます。

そこに全額投入し、株価が7倍になれば5400万円の達成です。(*7000万円×80%(税金)=5600万円)

 

もちろん、時価総額の低い企業は不安定で、株価の振れ幅が大きく、数日で50%下落することもありますし、倒産してしまう可能性は0ではありません。

 

しかし、30歳までに会社を辞めると本気で思うのであれば、そのくらいのリスクは背負わなければいけません。

 

あなたは1000万円を捨てる勇気を持つ必要があるのです。

 

ここまで聞いていると、

え?なんでそんなにリスクの大きい投資をしなくてはいけないの?有名企業(トヨタ、任天堂など)に投資したり、投資信託などで分散投資をしてもいいではないの?

と思われる方もいると思います。

 

結論を言うと絶対ダメです。

 

もしあなたが、5000万円を超える資産を30歳までに築こうとするのであれば、 

決して、有名企業の株式の購入(トヨタ、任天堂など)をしてはいけませんし、年利数%の資産運用など、安定的で世間で良しとされている投資には手を出してはいけません。

 

なぜか。具体的に説明していきますね。

 

 

30歳までに会社を辞めたい会社員が「No.と言うべき4つの資産運用」って? 

 

①有名企業への投資

分散投資(インデックス型投資信託)

マッチング拠出(確定拠出年金)

持株会(自社株買い)

 

上記の資産運用は、大きな利益を生みたいと考えている方には向いていません。

 

1つひとつ説明していきますね。

 

①有名企業への投資

 

有名企業は成長しきった会社であり、伸びしろが少ないです。

安定していますが、すんごい利益を生む可能性は少ないです。

 

言うなれば、低位株=身長100センチの小学1年生で、

有名企業の株=身長170センチの22歳の成人です。

 

小学生であれば、まだまだ身長が伸びる可能性は沢山ありますが、

22歳で170センチの人がそれ以上伸びる可能性は少ないです。

 

 

なのでやるべきではありません。

 

②インデックス型投資信託

 

まずはこちら!
詳しい解説は今回は省きますが、分散投資と言えば、こちらの投資方法があげられると思います。

 

しかし、こちらの投資方法は比較的安全に年利3%程を見込めますが、
それ以上を決して見込めないものなのです。

 

総額1000万円を年利3%で運用しても決して5400万円には届きません。
だから、あなたが30歳までの退職を望むのであれば、こちらの投資方法を決してしてはいけないのです。

 

こちらが計算方法です。

 

30歳までの貯蓄額は1080万円
これを22歳→30歳までの8年間で割ると1080万円÷8年間=135万円
これを月に換算すると、135万円÷12か月=11.25万円

 

つまり、月々11.25万円を8年間インデックス型投資信託で運用できるということです。

その結果は以下のようになります。

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積立かんたんシミュレーション | 投信積立 | 投資信託 | 楽天証券

 

1200万円ちょっとという金額です。5400万円には遠く及びませんね。
だから、インデックス型投資信託にはNoと言わなければなりません。

 

*もし、インデックス型投資信託の運用で、22歳→30歳までの8年間で5400万円を築こうと考えるのであれば、月々50万円積み立てる必要があります。

 

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積立かんたんシミュレーション | 投信積立 | 投資信託 | 楽天証券

 

なので、30歳までに5400万築きたいのであればインデックス型投資信託の購入は辞めましょう。

 

関連記事:【新入社員必見】財形貯蓄してる奴は頭悪い。

 

③マッチング拠出(確定拠出年金)

 

確定拠出年金と言う言葉を聞いたことがあるという方は多いと思います。
加入が強制で、読者の方も加入されている方も多いと思います。

 

しかし、任意で掛け金を増額できるマッチング拠出は絶対やってはいけません。

なぜなら、確定拠出年金は60歳以降の生活を豊かにするためのものであって、決して今の生活を豊かにするものでは無いからです。

 

 

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確定拠出年金には、60歳まで(22歳からだと38年間)引き出しができない。という制限があります。

 

節税できると言っても、掛金>節税額なので

今手元に残るお金は、必ず少なくなります。

 

・計算方法

 

仮に年収300万円(課税所得100万円)の方であれば、

マッチング拠出制度を利用して、10000円/月分金融商品の購入をしたのであれば1万8000円/年の節税になります。

 

計算式:12万円(10000円×12か月)×15%(所得税5%、住民税10%)=1万8000円

 

これが8年間(22歳→30歳)続けば、14.4万円(1.8万円×8年間)の節税になります。

 

22歳→30歳(8年間)まで月1万円積み立てれば

1万円×12か月×8年間=96万円

 

96万円(積立額)-14.4万円=81.6万円

 

つまり、マッチング拠出で月々1万円の積み立てを8年間(22歳→30歳)行うということは、今手元に残るお金が81.6万円分少なくなるということです。

 

100万円の10倍は1000万円ですが、

500万円の10倍は5000万円です。

 

5400万円を狙うためには、今手元にあるお金を少しでも大きくしておく必要があるのです。

 

なので、マッチング拠出にはNoと言いましょう。

 

 

関連記事

【確定拠出年金】20代会社員は絶対に「マッチング拠出」はやめておくべき理由 

【新入社員必見】確定拠出年金の運用商品は「元本変動型:株式:インデックス型」を選択しよう

 

④持株制度

 

持株制度であれば、株式購入時に5%~10%の奨励金が付きます。

なので、単純に考えて、

 

1000万円分の株式を購入すれば、1050万円から1100万円ほどになります。

5400万円には決して届きません。

 

持株会は、低リスクで運用益を得たい方には非常にオススメの投資方法なのですが、

短期間で1000万円を5400万円にしてくれるような投資手法ではありません。 

 

なので、30歳までに会社を辞めたいのであれば、持株制度にはNoと言わなければならないのです。

 

関連記事:持株会をうまく活用すれば「1400万円が得られる」って知ってた? 

 

ここまでが、以下の投資では資産5400万円を築けない理由でした。

 

・有名企業への投資

・分散投資(インデックス型投資信託)

・マッチング拠出(確定拠出年金)

・持株会(自社株買い)

 

でも、1000万円って大きな金額だよ。

それを失う可能性があるなんて、やっぱり嫌だよ。

 

そう思われる方も少なくないと思います。

一所懸命に稼いだお金、失いたくはないですよね。

 

そんな中申し訳ありませんが、1000万円を失いたくない気持ちが強い場合は、

30歳までのリタイアは諦めましょう。

 

安定的な資産運用(年利3%程度)でも、38年間(22歳→60歳)継続したのであれば

5000万円を築くことは難しくありません。

 

反対に、もしあなたがリスクを取って早期退職(5400万円の資産)を目指してみたいと思えるのであれば、そんなあなたに朗報が3つあります。

 

私は1000万円全てを賭けた勝負を誰にでも進めているわけではありません。

この手法をあなたに勧めるのはあなたが大手企業に勤めている方であるからです。

 

というのも、20代の大手企業社員には2つの強みがあるのです。

それ故に、1000万円全てを賭けた勝負に出たとしてもローリスクと言えるのです。

 

もっと、言うのであれば1000万円失ったとしても大した問題ではないのです。

 

説明させてくださいね。

 

20代大手企業社員が持つ2つの強み

 

①3億円の人的資本を持っていること

 

30歳のあなたは40歳、50歳、未来のどのあなたよりも大きな人的資本を持っています。

 

私がどのような意味で人的資本という言葉を使っているのかと言いますと、

「人的資本=将来その人が手にするであろうお金の総額」です。

 

 

もっと分解すると、あなたはこれから生涯年収を稼ぎ、退職時に退職金を受け取り、その後年金を受給できます。

 

そのトータルのお金が、あなたが将来受け取るであろうお金の総額であり、

ここでは人的資本と呼びます。

 

簡単に言えば、「人的資本=生涯年収+退職金+年金」です。

  

 

30歳大卒会社員が持つ資産

 

・生涯収入2億1800万円(30歳→60歳)

・年金20万/月(国民年金は月々約5万円、厚生年金は月々約15万円)×12か月×30年(平均寿命95歳-年金支給年齢65歳=30年)=7200万円

・定年退職金:2000万円

・企業型確定拠出年金(平均の掛け金月々約1万円、年12万円の積み立て、年利3%、38年間運用(支給年齢60歳-22歳=38年) (金額 = 積立額 × 年金終価係数

 年金終価係数 = ((1 + 年利率)^年数)- 1)÷ 年利率)
8,299,133円≒830万円

 

合計:2億1800万円+7200万円+2000万円+830万円=3億1830万円

 

つまり30歳になった大卒会社員であるあなたは約3の人的資本を持っているということになります。

 

 

グラフにすればこのようになります。

 

30歳のあなたの総資産における金融資産(1000万円)と人的資本(3億円)の割合

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・65歳元大卒会社員が持つ資産

 

60代にもなると、金融資産(現金、投資信託、株式など)の他に、

 

実物資産(車、家、ゴールドなど)を保有している割合が高く、

 

それをすべてひっくるめたものを家計資産といいます。

 

総務省の平成26年全国消費実態調査によると、

 

60歳以上の家計資産の平均は、男性3553万円、女性3712万円(単身世帯)です。

総務省|平成26年全国消費実態調査 家計資産に関する結果の公表

 

  

60歳以上の平均ですが、これを仮に65歳時の平均だと仮定すると、

 

家計資産=男性3553万円(内金融資産1620万円)

 

退職金=2000万円

 

年金20万/月(国民年金は月々約5万円、厚生年金は月々約15万円)×12か月×30年(平均寿命95歳-年金支給年齢65歳=30年)=7200万円

 

確定拠出年金=830万円

 

30歳と比較しやすくするため、今回は実物資産も金融資産として計算してみると、

 

金融資産=3553万円+2000万円(退職金)=5553万円

 

人的資本=8030万円                                             

 

よって、「65歳のあなたの資産=5553万円(金融資産)+8030万円(人的資本)」

 

 

65歳のあなたの総資産における金融資産(5000万円)と人的資本(8000万円)の割合

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人的資本と金融資産の関係(イメージ)

 

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なので、人的資本だけを比べてみると、

 

30歳のあなたの人的資本=3億1830万円

65歳のあなたの人的資本=8030万円ですので、

 

30歳のあなたは65歳のあなたの約4倍の人的資本を持っているということになります。

 

30歳のあなたは65歳のあなたと比べて手元にお金は無いでしょう。

しかし、あなたは自分自身という最大の資産を持っているのです。

 

30歳の時であれば、金融資産(1000万円)をすべて失っても3%の損失です。

65歳の時に、金融資産(5000万円)を全て失ってしまったら40%もの損失です。

 

なので、まだ若くリスクが全体の3%と限定されているからこそ、

金融資産の分野ではありったけのリスクを今ならとれるのです。

 

 

②給与が高いこと

  

中小企業と、大手企業では年300万円の収入の差があります。

なので、1000万円なら、3年であなたは取り返せるわけです。

 

あなたは稼ぐ力があるのです。

 

だから、びびってないで勝負に出ましょう。

 

私が全資産をかけて低位株を購入した結果

 

ってなわけで私は、全資産と信用取引(借金)170万ほど使って株式投資をしていたわけですよ。その結果が以下です。

 

 

                

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あれ?

 

 

まとめ:【20代大手企業会社員向け】30歳までにアーリーリタイアしたいなら、1000万円で低位株を買え。

 

リスクはとって何ぼ!まだ若いんだから地に足ついた行動ばっかしててはいけないよ?

 

地に足がついたままでは飛べないのさ☆←

 

お金の知識を身につけるには?

 

どうでしたか?

少しは、参考になる部分はありましたでしょうか。

 

最後に、簡単にですがお金について正しい知識を身に付けたい方に向けて

オススメな方法を紹介して行きますね。

  

本を読もう

 

まずですが、「本」を読みましょう。

 

20代は、いやいやお金の勉強って何よ?そもそも。

という状態だと思うので、そんな時はさらっと本を読みましょう。

 

オススメな本は下記でまとめてあります。

【新入社員向け】お金の勉強を始めるにあたって読んでおくべき本9選

 

これらの本を読んで下記の6つの質問に答えられるようになればひとまずOKです。

反対に、今下記の質問に即答できない方は上記の本に一通り目を通すことをオススメします。

 

・資産家と労働者の違い

・分散投資、集中投資の違い

・インデックス型、アクティブ型等信託の違い

・生命保険は加入すべきか否か

・機会損失とは何か

・評価経済とは何か

 

また、この他にも【新入社員向け】お金の勉強をしたいと思ったら知っておくべき50のことでお金に関する知識はまとめてありますので、

 

本はなんだか難しそうと感じる方は、上記の記事に目を通すだけでも

新入社員が知っておくべき金融知識についての理解は深められると思います。

 

その中で、節約に挑戦したり

「キャリアSIM→格安SIM(LINEモバイル)への変更など」

  

資産運用にチャレンジすることで

「WealthNavi」での自動分散投資など」

 

お金の知識だけでなく、実践力も上げていけるようにしていきましょう。

  

行き詰まりを感じたら、話を聞きに行こう

 

で、ある程度の節約や資産運用に挑戦した後にオススメなのが、

お金に関して詳しい方に、話を聞きにいくというものです。

 

というのも、自分で本で学んで実践していったとしても

理解が浅かったり、腹落ちしていない点も多々出てくると思います。

 

なので、自分自身の行動を正しく矯正する場として、

人に話を聞きにいくということをオススメします。

 

といっても誰に話を聞けばいいんだ?となると思いますが、

そんな時は無料で参加できる「お金の教養講座」を利用しましょう。

  

 

お金に関してのことって中々聞く機会っていうのはないと思うので、

こういった場を利用して日頃の疑問を解消していきましょう。

 

講師の方も丁寧な方ばかりで、

こちらが疑問に思ったことに対して、細かく回答してくれます。

 

もちろん無料ですよ!

 

無料でファイナンシャルアカデミー「お金の教養講座」に参加してみる

 

 

目次:【新入社員向け】お金の勉強をしたいと思ったら知っておくべき50のこと