書いた人:タナカユウ(@tanakayu30)
ナンパ
面識ない者に対して、公共の場で会話、遊びに誘う行為。 英語圏では、「(異性を)拾う行為」という意味から、「pick up」と呼ぶ。
男なら、目の前に綺麗な女性がいたら1度は声をかけたことがあるはず。
私も例外ではなく、約1年前のこの時期に女性に声をかけたことがありました。
いつもなら、無視されるだとか、きもいんだよ。〇ね。とか言われて終わりだと思うのですが、あのときばかりはいつもと勝手が違っていました。
1年前の6月、私はナンパをきっかけに川に沈められそうになったのです。
今日は、そんな私の体験談をあなたにシェアしていきたいと思います。
それではいってみましょう。
駅前で1人でいた女の子をナンパしてみたら、川に沈められそうになった話
2017年6月4日私は入社して2か月たったばかりだった
1年前のこの時期は私は新入社員の2か月目でした。
会社辛いなあ。
毎日早起き大変だぞ。
これが噂に聞く社会人ってやつか。
みたいな風に思いながら、日々を過ごしていた時期です。
私は、就職を期に地元から離れたので、その頃友達なんて全然いませんでした。
だから、あーなんか。つまんねぇなあ。
王子様か誰かが現れてさらっていってくれないかなあ。とか思いながら、町の事を知るために行先も決めずただ散歩してたのです。
てくてくてくてく
歩いていたのです。
駅前で1人寂しくたたずむ女性に声をかけてみた
しばらく歩いてたら、駅の近くまで来ていました。
すると、そこに1人の黒髪ロングで、どこか遠くを見るようなまなざしで左下の方へ目線を向ける女性がいたのです。
で?だからどうしたの?関係ないじゃん。とほとんどの人は思うと思うのですが、
私くらいのレベルになると、
あれ??もしかして俺のことを待ってる?とか思ってしまうわけですよ。
自分が声をかけないと彼女はずっと待ち続けないといけなくなってしまう。
女性を待たせるなんてこと、していいはずがない。
いくんだ。いくんだ私。
そう思い、ナンパ百戦錬磨の私は声をかけたのです。
わたし「す、す、すみませんん!!!」(圧倒的童貞感)
「お、お、お、お、お姉さんは、今待ち合わせとかされているんですか!!???」
すると、
駅前女性「はい。今目の前にいる男性をずっと待っていたのです。」
とかドラマのような展開があるはずもなく、
その女性は何も言わずその場を去って行きました。。。
なので、私もまっ、そんなもんだよな。と思い再び散歩を開始したのです。
5人の男が後ろから、付いてきた
するとですよ。その瞬間はなぜか分からなかったのですが、
遠くの方から男5人がこちらに向かってやや駆け足気味に近づいてきたのです。
タッタッタッタ、ってね
あれー?私関係あるのかなあ?
なんて思いながらまあ気にせずに歩いていたんです。
するとね。身長180cmくらいでごつい男(推定年齢25歳程)が私の真横に付き、背後に4人の男がいる状態でこう言ったのです。
180cmごつい男「てめぇ。誰の女に声かけてんだよ。なめとんのかわれ。」
な、なんと先ほど私が声をかけた、
1人の黒髪でロングで、どこか遠くを見るようなまなざしで左下の方へ目線を向ける女性は、180cmのがちヤンキーの彼女だったのです。
内心ばっくばくだったのですが、平静を装って
わたし「あ、すみません。道が分からなかったので、お聞きしたかったのですが、、」
みたいな回答をしたのですが、、、
そんな回答でヤンキーが納得してくれるわけもなく、
180mごつい男「どこのもんや?なめてんの?ちょっと話したいから付いてきてーや。」
とか言って人の少ない所へ、私を誘導していくのでした。
(素直についていかなくてもよかったとも思うのですが、5人に囲まれ割とびびっていたので、従うしかありませんでした。)
以下が、会話です。
180mごつい男「どうしたん?びびってんの?大丈夫やって殴ったりせぇへんから。」
私が愛想笑いをすると、
180mごつい男「おい。何笑ってんねん。まじで。」
と言われ
突然誰かと電話し始めたかと思うと
180mごつい男「おれの女に声かけた男がいるんですけどー。事務所連れて行ってもいいっすか?」とか話だし
私としては、じ、じ、じ事務所?事務所って何?え?やくざか何かなの?事務所なんて本当に存在するの?え、やばすぎー。とか思いながら本気でビビったり、
携帯式充電池をポケットに入れていると、
180cmごつい男「おい、お前それなんだよ。」「あー。スタンガンじゃなかったわ。」
みたいなことを言いだすわけですよ。
ス、スタンガン???え、何?この人たちは日常的にスタンガンを目にする世界で生きているの?スタンガンを持っているか警戒するってどういうこと?え?俺どうなるの?
後で見たらスタンガンに見えなくもなかった←
まあ、それは置いておいて
こんな感じに、
どんどんどんどんと、私の気持ちは追い詰められていったわけです。
駅から500mほど歩いた川の前で、私と男5人は立ち止まった
こちらが現場を図で表したものです。
人気の一切ない川の前で、180cmごつい男はこう言いました。
180cmごつい男「財布と、携帯全部出せ」
そして、仲間の男たちに「そこの階段下りてこいつ川に沈めよっかww」
そう言ったのです。
全然、お金とかならあげるけど、スマホなくなると困るし、
全然川に沈められるのは良いけど、絶対それだけじゃないじゃん??
合計65回くらいは、蹴られたり、殴ったりされるんでしょ?
うーわ。本当嫌だなあ。マジで死んだらどうしよう。とか思って、
足が震えていました。
ガクガクガクガク、ガクガク、みたいな。
で、私が何をしたかと言いますと、
逃げた
当時の私の心境としてはですよ。
うっわー。これマジでやっべぇなあ。
ん?けど待てよ。運よく靴ひもはしっかり結んであるし、人通りの多いところまで行けたら助かるかもしれないな。
まあ、逃げて捕まったらボコボコにされるだろうけど、
逃げなくてもどうせボコボコにされるから、逃げた方が得じゃん。
人は緊急事態に直面した瞬間に、
闘争(とうそう)か逃走(とうそう)を選ぶってどこかの本で読んだけど
私は後者を選ぶ人間なんだな。知られて良かったな。
とかどうでもいいことも考えつつ逃げるタイミングを見計らっていたわけです。
いまか?
いやまだだ。
いまか?
いや、まだ待て、みたいなね。
よし。今だ!
2人の男を押しのけ、私は走りました。
助けてくださーい!と全力で叫びながら。
走って、走って、走った
逃げる途中でも5人の男が追いかけてくるわけですよ。
(ドラマの主人公か俺はとかおもいながら)
でね。1人足が速い奴がいてどんどん距離が縮んで行くわけです。
10M、8M、5M、ってね。
ああー俺の人生終わったな。
でも、精一杯やれることはやった。とか思っていたわけです。
でも、2つの偶然が私を救ってくれた
そんな時に、2つだけわたしを救ってくれる偶然がありました。
それが、
①わたしを追いかけるヤンキーがつまづいたこと
②Barの店主がわたしをかくまってくれたことです。
なんと、ヤンキーがわたしに追いつきそうになった(2Mほどの距離)
その瞬間、ヤンキーがつまづいたのです。
(ざまあwwwとか思う余裕は一切なかった)
また、その場所はやや駅に近づいていたので、店がやっていました。
なので、私は助けを求め、角を曲がった直後にあるBarに駆け込みました。
すると、もう営業時間は終わっています。と言いながら1人の65歳程の女性が現れました。
そこでわたしの、誰もが1度は言ってみたいドラマのような一言。
わたし「すみません。追われてて。かくまって頂けませんか。」
すると、え?大丈夫?こっちへ来て、しゃがみなさい。鍵も締めておくわね。と私をかくまってくれたのです。
その頃、外では複数人が走る足音と、「あいつどこへ行きやがった。ぶっころしてやる。」とかいう言葉が聴こえていました。
しばらくそのBarで時間を過ごした後、私は帰宅することができました。
あの時かくまって頂いた、Barの方には感謝しかありません。
1年も経ってしまったけど、もう1度お礼をしにいかないといけないなあ。
ってな感じでこの話はおしまいです。
この経験から学んだこと
最後にこれからナンパをしようする男性諸君に私がこの経験から学んだことを伝えられたらなと思います。
学んだことは主に3つです。
①あるもの(女性)を手に入れようとするとリスク(川に沈められる)が伴う。
②5対1の場合、闘争か逃走の2択であれば、迷わず後者を選ぼう。
③世の中には悪い人(180cmごつい男)がいると同時に、心優しい人(Barの店主)もいる。
あー。まじで怖かった。
関連記事
→【新入社員向け】大手企業社員のあなたにオススメなクレジットカード3選
→新入社員のあなたが、お金の勉強を始めるにあたって読んでおくべき本9選