書いた人:タナカユウ(@tanakayu30)
もし、自分がシンガーソングライターだったなら、
どんな人生を送っていたのだろう?
皆と同じように大学に行き、
皆と同じように就職をした我々会社員であれば、
自分の人生ってこのままでいいのだろうかと悩んだりしますよね。
そんな中、好きなことで生きていくと周りに流されず、我が道を進んでいる人を羨ましく思うことは無いでしょうか?
もちろんありますよね。(私はあります)
ってなわけで、
自分の人生を生きている代表の現役シンガーソングライターである
6でもない8でもない安達菜那(あだちなな)さんにリアルな心情を聞いてきました。
もし、好きなことで生きていく選択をしていたなら、どんな楽しさや苦しさがあったのか垣間見れるきっかけになると思います。
それではいってみましょう!
インタビューした人
名前:安達菜那さん
年齢:23歳
職業:シンガーソングライター
得意料理:カレー
好きな芸能人:菅田 将暉
中学の頃から音楽を始め、高校2年生でライブデビュー
音楽の専門学校に進み、複数の事務所に所属後、現在はフリーで活動中
シンガーソングライターとして生きてて思う5つのこと
①歌を歌うのは、ただ歌を歌うことが好きだから
②人気になるために自分を偽ってた。苦しかった。
③楽しいことばかりじゃない。いつだって不安を抱えてる
④けど、良い歌ができた感動が忘れられないから、今も歌ってる
⑤目標なんてない。自分の「好き」を大事にしたい。
①歌を歌うのは、ただ歌を歌うことが好きだから
-----音楽を始めたきっかけを教えて頂けますか? -----
はい。
YUIに憧れたからです。
中学生の頃に、YUIをテレビで見て、自分もあんな風に歌えたらいいなって思いました。
それから、色んなアーティストのカバーをしたりしてて、
高校では、もっと本格的にやりたくて高校軽音楽部に入部しました。
先輩から声をかけられたことがきっかけで、
高2からライブハウスでライブをするようにもなりましたね。
-----私の周りでは、音楽をやってる方って少数だったのですが、両親が音楽をやられてる方だったのでしょうか?-----
いえ。普通の人です。(笑)
でも、好きなことはなんでもやらしてくれる環境ではありました。
特に勉強しろとかも言われなかったですね。
だからこそ、好きな音楽に没頭できたのだと思います。
-----大学に進学しようとは思ったことはなかったんですか?-----
なかったですね。(笑)
というのも、いつも生活の中心に音楽があって、音楽で食べていくというのは自分にとって自然な選択でした。
だから、高校3年生の頃、音楽の専門学校に行くと決めました。
やりたいことが決まってるのに、大学に行くのは違うなと思っていたので。
この時は、
自分に可能性を感じてたし、
何にだってなれると思っていました。
どんな未来が待ってるのだろうかとワクワクしてましたね。(笑)
②人気になるために自分を偽ってた。苦しかった。
-----音楽活動をやって行く中で、つらいなと思うことってあるんでしょうか?-----
ありますね(笑)
皆が求める自分でいようとして苦しくなることは良くありました。
-----皆が求める自分?-----
はい。
私外見だけだと、ふわふわしてる風に思われるんですけど、実際はそんなことなくって、めっちゃプライドも高いし、女の子らしくもないんです。
けれど、そんなかわいらしい自分を周りは求めているし、その方が人気になれる気がして、自分を取り繕うこともありました。
歌う曲も、多くの人が好みそうな曲を選んで、カバーすることが多かったですね。
-----Twitterのフォロワーも2000人を超え、CD発売、youtubeの再生回数も数万を超えるものもあり、求めていた人気を手に入れつつあると思うのですが、心境はどうなのでしょう?-----
そうですね。
確かに、求めていた他者からの評価は得られつつあります。
徐々に多くの人に自分の歌を届けることができるようになり、
歌を褒められる機会も増えてきました。
けど、なんか楽しくなかったんですよね。
なんかどんな方向に自分が向かっているのか、
どんな歌を作っていきたいのかわかんなくなっていったんです。
誰かに認められるために自分を偽ると、自分が自分自身を認められないというか、、、
こんな歌を作りたいけど、評価されなさそうだと思うと、
その思いに蓋をしちゃっていて、もやもやした気持ちはずっと抱いていました。
-----華やかに見える世界も、苦労する部分ってやはり多いんですね。-----
そうですね。(笑)
でも、これからは心機一転しようと思ってて、、、(笑)
-----心機一転?-----
はい。
これからは、
もっと、わがままで、自分だけでいいから、
自分が好きな歌を作っていきたいんです。
本当は、もっとコアで骨太なロックサウンドが好みなので、
そういった万人受けしない歌を中心に扱っていきたいですね。
かっこいいだろ?
私がつくった音楽ってすごいだろ?って
誰にも認められなくてもいいから、まず自分自身が納得できるものを作りたいんです。
認められることに重きを置きすぎて、自分自身を満足させられないのは嫌なので、
これからはどんどん、
自分を出していきたいと思っています。
その「私の本当の好き」を「好き」だと言ってくれる方を大事にして行けたらと思います。
③楽しいことばかりじゃない。いつだって不安を抱えてる
-----シンガーソングライターとして、生活していくのって難しいと思うのですが、実際どうなのでしょう?アルバイトなどはされているのでしょうか?-----
やってますよー。
アルバイトは週4日入ってて、だいたい1日7時間~9時間くらい働くことが多いです。
それにプラスして、音楽活動という感じです。
-----音楽活動?-----
はい。
具体的に言えば、
仮歌(リリースされる前の曲に歌を吹き込むお仕事)や、
ライブの収益、CDの売上、作詞といった仕事ですね。
けど、保険だったり、交通費とかの出費が増えてきて、
金銭面で不安に思うことはありますね。
-----就職しようと思うことはないのでしょうか?-----
ありますよ。
今めっちゃ思ってます。(笑)
けど、たぶん無理なんです。
-----無理?なぜですか?-----
朝起きれないので(笑)
というのは冗談ですが、
決まった時間に、きちんと動ける会社員の方は本当にすごいって思います。
私、興味があること以外はどうしても無気力で、、、(笑)
アルバイトに行くために、電車に乗っていても
なんで今電車に乗ってるんだろうって思ってしまって。
ライブだとか音楽のことになれば、どんなに朝早くても起きられるし、移動も苦じゃないんですけど。
だから、働き方に融通が利きやすい、アルバイトの方がいいかなと今は思っています。
そうはいいながらも、収入の安定している会社員の方がうらやましく思うことはありますね。
④けど、良い歌ができた感動が忘れられないから、今も歌ってる
-----ここまで聞いていると、金銭面をはじめシンガーソングライターとしての苦労は多いように感じるのですが、そんな中、歌いつづける理由って何なのでしょう?-----
「 これだ。」
「このために歌ってたんだ。」って思える瞬間があるからですかね。
言うように、歌の方向性に悩んだり、なかなかライブに人が集まらなかったり、
楽しいことばかりじゃないのが現状です。
誰かの歌を聞いても、
自分と比べたり、何か学ぼうとしてしまって純粋に音楽を楽しめないことがあるし、
安定もしてないですし、、、(笑)
でも、
良い歌が作れたとき、
ライブで歌ってる最中、
ファンの方が歌を褒めて下さったとき、
何ともいえない充実感に包まれるんです。
これなんだ。って
これがつくりたかったものなんだ。って
うわあああ。って言葉にならない思いが駆け巡る瞬間があって、
それが忘れられなくって、もう一度味わいたくて続けてるってのはありますね。
うまく、言えないんですけど。(笑)
-----つまり、歌が大好きってことですね(笑)-----
そうなりますね。(笑)
なんだかんだ言って(笑)
-----好きなことがあるっていう事は非常に羨ましいのですが、「熱意ある社員」6%のみ 日本132位、米ギャラップ調査 :日本経済新聞の調査によると、仕事にやりがいを感じている会社員は6%しかいないようなんです。
安達さんのように、これなんだ。って思いながら、何かに取り組めるようになるためにはどうしたら良いんでしょう?-----
んー。どうなんでしょうね。
わからないです。(笑)
というか、なんで好きなことがないんですか?
本当に好きなことがないんですか?
-----んー。安達さんのことがす、-----
ごめんなさい。
⑤目標なんてない。自分の「好き」を大事にしたい。
-----気を取り直しまして、将来の目標ってあるんでしょうか?-----
いやあ。特にないですね。(笑)
-----目標が、ない。。なるほど-----
はい。なんかすみません。
-----いえいえ(笑)しかし、会社員をやってる私としては、目標が無いって新鮮な感覚なんですよね。
基本的に、1年後、2年後、こういった自分になりたいから、今これをやるべきだな。
というか、ある目的のために、今取り組むことに必然性や理由があることが普通というか。。。-----
そうなんですね。
いや、でもやっぱり明確な目標とかってないんですよね。
-----目標が無い理由って聞かせてもらえますか?-----
今、
自分がつくりたい音楽がある。
歌いたい音楽がある。
その音楽をつくるということには終わりがないんです。
つくりたい音楽があるから、歌い続ける。
ただそれだけでいいと思うんです。
-----好きだから歌う。確かに。当たり前のことですよね。-----
はい。
私がシンガーソングライターとして活動しているのは、
歌が好きで、音楽が好き。ただそれだけなんです。
将来のありたい姿のために、今時間を使うのではなくて、
今歌が好きだから、歌っているんです。
そこに他の理由なんてなくて、、、
ただ、それだけなんです。
未来も、他者も、何もかも関係ない。
歌が好き。だから歌う。
それでいいんじゃないですか?
-----ただ、歌が好き。だから歌ってる。か。-----
安達菜那さんをもっと知りたい方は?

・BASE(CDはこちらで購入できます!)
Sunny Said "E.P" | Breakfast STORE
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まとめ:シンガーソングライターとして生きてて思う5つのこと
①歌を歌うのは、ただ歌を歌うことが好きだから
②人気になるために自分を偽ってた。苦しかった。
③楽しいことばかりじゃない。いつだって不安を抱えてる
④けど、良い歌ができた感動が忘れられないから、今も歌ってる
⑤目標なんてない。自分の「好き」を大事にしたい。
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