【新入社員向け】お金の勉強する前に、経済的合理性について理解しよう

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書いた人:タナカユウ(@tanakayu30

 

 

目次:【新入社員向け】お金の勉強をしたいと思ったら知っておくべき30のこと

 

 

お金の勉強=経済的合理性の追求です。

 

正しくお金を理解するというのは、

必要なものにお金を払い、必要でないものにはお金を払わない。

ただそれだけのことなのです。

 

しかし、じゃあ何が必要で、何が必要でないのか

または、どんな選択が正解で、どんな選択が間違いなんだ?

と思われると思います。

 

なので、今回は正しい合理的な判断をする上で役に立つ言葉2つを紹介していきます。

 

良かったらみていってくださいね。

 

 

 

 

 

【新入社員向け】お金の勉強する前に、経済的合理性について理解しよう

 

 

①期待値(費用対効果)コスパ

 

 

まずは期待値。

 

期待値とは 

確率論において、期待値(きたいち、英: expected value)または平均は、確率変数の実現値を, 確率の重みで平均した値である。 例えば、ギャンブルでは、掛け金に対して戻ってくる「見込み」の金額をあらわしたものである。

引用:期待値 - Wikipedia

 

 

 

計算式では、「期待値=得られる利益×それが発生する確率」で表されます。

 

これは、最初に覚えておいて欲しい言葉です。

 

期待値?何それ美味しいの?

みたいな状態の人は、お金の勉強をする前に高校数学を一度簡単に学んだ方が、結果的にお金への正しい考え方を身につけることにつながります。

 

なぜなら、

お金の勉強をして最終的に目指す姿とは、必要なものにお金を払って必要でないものにお金を支払わないことで、

 

一言で言えば、期待値の高い選択肢を選び続けることであるからです。

 

と言ってもよくわからないと思いますので、2つの例を用いて「期待値」の考え方を理解していきましょう。

 

「1000万円を30%の確率で得られるAくじ」と「400万円を80%の確率で得られるBくじ」どちらを選ぶべきか?(期待値が高いのか)

 

これをすっと答えられるようであれば、期待値の考え方は理解できています。

 

もし、どっちがお得なのかわからないようであれば、一緒に勉強していきましょう。

 

ちなみに、答えは、「Bのくじ」です。

 

なぜなら、期待値がBくじの方が高いからです。

 

Aくじの期待値は、1000万円×30%=300万円

Bくじの期待値は、400万円×80%=320万円

 

 

治療に100万円かかる病気になる確率が20%だとすると、保険料月々2万円に加入すべきか?(加入していると治療費が全額無料)

 

次は、こちら!保険の問題です。

新入社員であれば、様々な保険の勧誘をされる機会があると思います。

 

もし、可愛いおねぇさんから上記の保険をおすすめされたらどうしますか?

加入しますか?加入しませんか?

また、その理由を答えられますか?

 

ちなみに、答えは加入するべきでない。です。

なぜなら、こちらも加入しない方が期待値が高いからです。

 

100万円の治療費がかかる病気が、20%の確率で起こるのですから、年間で支払う必要のある金額の期待値(支出額)は、20万円(100万円×20%)です。

 

それに対し、保険料は、月々2万円であり、年間24万円の支出になります。

 

なので、保険料(24万円)>受けられるメリット(20万円)であることから、この保険は入るべきでないということになります。

 

なので、仮に保険料が月々1万円だったり、

治療費が、500万円だったりするのであれば、加入すべきと言えるのです。

 

 

 

②機会損失

 

 

あとは、機会損失という言葉も知っておくと良いです。

 

もし、初めて機会損失という言葉を聞いた方や、聞いたことはあるけれど良く意味がわかっていない方はぜひこの機会に知ってみてください。

 

機会損失とは 

機会損失は、「稼ぎ損ない」や「儲け損ない」のことをいいます。これは、実際の取引(売買)によって、発生した損失ではなく、最善の意思決定をしないことによって、より多くの利益を得る機会を逃すことで生じる損失のことを意味します。

引用:機会損失とは|金融経済用語集

 

違う選択をしていたらもっと大きな利益を得られたのに、、

何気なくいきていると、機会損失していることってたくさんあるので、身近な例2つを紹介していきますね。

 

 

 

往復1時間の距離にあるスーパーで500円のお弁当or往復30分の距離にあるコンビニで1000円のお弁当、どちらがお得か?

 

 

新入社員の方であれば、お弁当をどこかで買うことがあるはずです。

 

そんな時、

安いけど遠い場所にある店か、高いけど近い店のどちらで買い物しますか?

 

 

これは、もちろん距離が近く高いお店です。

往復30分の距離にあるコンビ二で1000円のお弁当を購入することが正解です。

なぜなら、後者の方が機会損失が少ないからです。

 

良くわからないと思いますので、解説していきますね。

 

 

新入社員であれば、時給は2000円ほどだと思います。

 

その前提で、計算するとそれぞれの場所でお弁当を購入するときにかかった費用は以下のようになります。

 

往復1時間の距離にあるスーパーで500円のお弁当

 

2000円×1時間(購入にかけた時間)+500円(お弁当の値段)=2500円

 

往復30分の距離にあるコンビニで1000円のお弁当

 

2000円×30分(購入にかけた時間)+1000円(お弁当の値段)=2000円

 

 

ゆえに、上記の計算によると近くのコンビニで高いお弁当を購入した方が、費用(時間の損失を含む)が抑えられていることになるのです。

 

 

あなたの仕事は、あなたがすべきことは遠くの場所で数百円の費用を抑えることではなく、時間の損失を防ぎ、その時間で仕事をすることです。

 

あなたの仕事はなんですか?

数百円安いお弁当を買いに行くことではないでしょう?

 

あなたにしかできない仕事の単価を上げるため行動しましょう。

 

 

残業or合コン

 

 

新入社員のあなたは残業すべきでしょうか?

 

あなたの時給は2000円です。

残業すれば、2500円(割増率1.25%)もらえます。

 

じゃあ、お得じゃん!と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。

 

なぜなら、その2500円と引き換えに時間を失っているからです。

 

 

ちょっと、良くわからないと思いますので、違う形で質問すると、

 

22歳の新入社員のあなたに質問です。

 

1億円もらえるなら、60歳になりますか?

 

 

多分ですが、嫌だと思うんです。

 

 

それは、なぜなんでしょう?

 

 

もう一個質問、あなたは現在60歳、20代に戻れるならいくら支払いますか?

 

 

人によってそれぞれだと思いますが、多くの方はいくらか支払うと思うんです。

1億円、ありったけのお金をつぎ込んだり、借金したって20代に戻りたいという方もいるでしょう。

 

何が言いたいと思いますと、20代の時間にはものすごい価値があるんです。

 

 

もちろん、残業したっていいです。

しかし、あなたが仕事をしている時間は他の何かに割けたであろう時間です。

 

つまり、機会損失が生まれているのです。

 

合コン、友達と騒ぐ、スポーツするなんでもいいですが、

今の時間を何に割くことが価値が高いのか考えることは大切です。

 

 

60歳のあなたが1億円支払ってでも手に入れたい時間にあなたは存在しています。

 

何をすべきなんでしょう?

 

まとめ:お金の勉強する前に、経済的合理性について理解しよう

 

①期待値

→利益×実現可能性

期待値の高い選択=合理的

 

②機会損失

→買い物に行くときは、

モノの値段+かけた時間×時給の合計が安い場所に行くべき

 

あなたの仕事は数百円の節約じゃない。

近い場所で買い物して余った時間で、自身の単価の向上に時間を割け。

 

お金の知識を身につけるには?

 

どうでしたか?

少しは、参考になる部分はありましたでしょうか。

 

最後に、簡単にですがお金について正しい知識を身に付けたい方に向けて

オススメな方法を紹介して行きますね。

  

本を読もう

 

まずですが、「本」を読みましょう。

 

20代は、いやいやお金の勉強って何よ?そもそも。

という状態だと思うので、そんな時はさらっと本を読みましょう。

 

オススメな本は下記でまとめてあります。

【新入社員向け】お金の勉強を始めるにあたって読んでおくべき本9選

 

これらの本を読んで下記の6つの質問に答えられるようになればひとまずOKです。

反対に、今下記の質問に即答できない方は上記の本に一通り目を通すことをオススメします。

 

・資産家と労働者の違い

・分散投資、集中投資の違い

・インデックス型、アクティブ型等信託の違い

・生命保険は加入すべきか否か

・機会損失とは何か

・評価経済とは何か

 

また、この他にも【新入社員向け】お金の勉強をしたいと思ったら知っておくべき50のことでお金に関する知識はまとめてありますので、

 

本はなんだか難しそうと感じる方は、上記の記事に目を通すだけでも

新入社員が知っておくべき金融知識についての理解は深められると思います。

 

その中で、節約に挑戦したり

「キャリアSIM→格安SIM(LINEモバイル)への変更など」

  

資産運用にチャレンジすることで

「WealthNavi」での自動分散投資など」

 

お金の知識だけでなく、実践力も上げていけるようにしていきましょう。

  

行き詰まりを感じたら、話を聞きに行こう

 

で、ある程度の節約や資産運用に挑戦した後にオススメなのが、

お金に関して詳しい方に、話を聞きにいくというものです。

 

というのも、自分で本で学んで実践していったとしても

理解が浅かったり、腹落ちしていない点も多々出てくると思います。

 

なので、自分自身の行動を正しく矯正する場として、

人に話を聞きにいくということをオススメします。

 

といっても誰に話を聞けばいいんだ?となると思いますが、

そんな時は無料で参加できる「お金の教養講座」を利用しましょう。

  

 

お金に関してのことって中々聞く機会っていうのはないと思うので、

こういった場を利用して日頃の疑問を解消していきましょう。

 

講師の方も丁寧な方ばかりで、

こちらが疑問に思ったことに対して、細かく回答してくれます。

 

もちろん無料ですよ!

 

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目次:【新入社員向け】お金の勉強をしたいと思ったら知っておくべき50のこと