書いた人:タナカユウ(@tanakayu30)
目次:【新入社員向け】お金の勉強をしたいと思ったら知っておくべき50のこと
これから自分はどんなことにお金を使っていくんだろう?
晴れて企業に入社した新入社員であれば、
これから始まる未来に胸がいっぱいでしょう。
あなたはこれから先、様々なイベントを経験し
同時にお金を支払う機会に沢山出会うことでしょう。
その中には、数千万いや億単位でお金が動くものがあり、
その対処の仕方で、人生を大きく左右することだってあるのです。
そんな重大なことは事前に知っておいて
適切な対処方法を知っておきたいですよね。
な・の・で
今回は、新入社員がこれから直面するであろう5大支出の紹介と、
それの削減方法について解説していきます。
- 【新入社員向け】総額3億円?「人生における5大支出」の紹介と、削減方法を教えるよ。
【新入社員向け】総額3億円?「人生における5大支出」の紹介と、削減方法を教えるよ。
①車:4000万円
②家:6000万円
③社会保険料:5600万円
④税金:5700万円
⑤老後:7500万円
計:2億8800円
上記があなたが、これから出会うことになる5つの大きな出費達です。
その総額はなんと3億円にも上るのです。
もちろん、あくまで概算で出しているので3億円より少ない人はいるでしょうし、
結婚でもすれば全てを自分自身が負担せねばならないということでもありません。
ですが、プレジデントオンラインの記事によると大卒の生涯収入が2億5440万円
というデータもありますし、退職金・年金がそれほど期待できない時代の中で、
3億円もの出費というものは、大袈裟ではなく人生を大きく左右します。
なぜなら、3億円>生涯収入(2.5億円)ということは、
ほとんどの人はこれらの支払いをするために生きていると言っても過言ではないからです。
関連記事:【老後に備えるとは】ゆとり世代がもらえる年金と退職金を詳しく計算してみた
これから、それぞれの出費に対してどのように対処すれば良いのか
賢く支払いを少なくすることはできないのか、書いていきたいと思いますので、
よかったら参考にしてみてくださいね。
①車(4000万円)25歳→65歳 年間100万円
まずは車ですね。
こちらは生涯で4000万円程度かかるようです。
車を持つと、車両代、駐車場代、ガソリン費、車検費などなど
様々な費用が付随してくるようになります。
仮に全ての支払いを25歳→65歳までの40年間で終えるとすると、
年間100万円の費用がかかることになります。
つまり、車を保持し続けるということは
月々8万3000円ほどを車のために使用しているということになるのです。
参考:車にかかる費用は生涯で約4000万円! [税金] All About
どう削減するか
1.レンタカーを利用する
仮にレンタカーを週に1度1日1万円で借りるとすると、
月々4万円の出費で抑えられることになります。
これだけで、4000万円だった車への費用を、2000万円以上減らすことができます。
2.自身の車を貸し出す
次に、車を貸し出すという方法もあります。
というのも、車を持たずにレンタカーの方が安くつくということは
わかっていても田舎住みの方や、憧れの車を所持したい気持ちのある方は
車を持たないという選択は難しいと思います。
そんな方は、是非自身の車を貸し出すということをしてみてください。
DeNAが運営するAnycaであれば、気軽に自身の車を貸し出すことができ、
貸し出し料を受け取ることができます。
仮に1日1万円で、月に4度貸し出すことができれば、
月4万円の収入を得ることができます。
そうすれば、4000万円だった車への費用を、2000万円ほど減らすことができるのです。
②家(6000万円)35歳→65歳(30年間)年間200万円
次に家ですね。こちらは生涯で6000万円の費用がかかるようです。
仮に35歳から65歳までの30年間で全ての支払いが完了するとすると、
年間200万円の費用がかかっているということになります。
つまり、多くの日本人は、
月々16.7万円を家のために支払い続けているということなのです。
参考:生涯居住費はいくら?「新築マンション・新築戸建て・中古戸建て」徹底比較|FP住宅相談ネットワーク
どう削減するか
1.田舎で家を購入する
6000万円という金額は、3500万円の家を購入したときの試算です。
つまり、3500万円より小さい金額で住宅を購入することができれば、
家にかかる費用を少なくできるというわけです。
都会の家はべらぼーに高いですが、田舎であれば1000万円程度でも買える家もあります。
2000万円の家であれば、1500万円の節約
1000万円の家であれば、2500万円の節約です。
2.賃貸で家賃を抑える
次に、一生賃貸で暮らすという手もありです。
多くの人々が家を購入し、月々16.7万円ほど家にお金をかけています。
つまり、16.7万円以下の家賃の賃貸に住むことができれば、
お金を節約できるということなのです。
仮に8万円の賃貸にすみ続けることができれば、3000万円以上も住宅にかかる費用を減らすことができるのです。
家賃8万円の家じゃ、家族で住めないよ。と思われる方もおられると思いますが、
田舎であれば月8万円の家賃であっても4,5人家族で十分な広さの家に住むことができます。
勤務地に左右されると思いますが、一考して見てくださいね。
3.家を貸し出す
3つ目ですが、これは車の場合と同じで、貸し出す側に回ってみましょう。
手続きが必要ですが、自身が購入した住宅は民泊物件として貸し出すことができます。
(Airbnbが有名ですのでのぞいてみて下さいね。)
空き家を所持ている方や、部屋があまりがちになっている方々が、
貸し出すことで収入を得ています。
自宅の1部屋のみの貸し出しなどもできるので、
自宅として利用しながら、一部収入を得ることも可能なのです。
もし、1日1万円の宿泊費で、2人宿泊させれば、2万円の収入になります。
それを月に4度繰り返せば、月8万円の収入となるのです。
そうすれば、住宅にかかる費用を3000万円近く減らすことができるのです。
規制が厳しくなりつつありますが、興味がある方は是非チェックしてみて下さいね。
→Airbnbで自宅を貸し出してみる
③社会保険料(5570万円)(22歳→65歳)
3つ目ですが、社会保険料です。
新入社員のあなたも給与から月々天引きされていると思います。
ざっくりですが、あなたは65歳までに5575万円の社会保険料を支払うことになります。
厚生年金保険料:4500万円
関連記事:【ゆとり世代は年金を納めるな!】国民年金・厚生年金の負担額と支給額を比べてみた
健康保険料:1075万円(22歳→65歳)
(自己負担額5%、年収500万円と仮定 1年間の保険料=25万円
25万円×43年間=1075万円)
少子高齢化の世界
先ほども述べましたが、我々の世代は少子高齢化真っ只中を生きて生きますので、
社会保険料がどんどん増加してきますが、我々が高齢者になる頃はリターンを見込めません。
つまり、納める額>受け取れる額なのです。
また、健康保険に関しても若い頃は病気になりにくいので、若い世代にとって支払い損な制度となっています。
なので、1990年代以降生まれの方は、
いかに社会保険料を支払わないで済ませるかというところに意識を使っていかねばなりません。
どう削減するか
1.4,5,6月は残業しない
まず、社会保険料の支払いを減らしたいのであれば、
4.5.6月の残業をやめましょう。
というのも、社会保険料は4,5,6月の収入をベースに算出されているからです。
つまり、残業をして4〜6月の収入が増えれば増えるほど、
あなたの社会保険料は高くなっていくということなのです。
関連記事:【新入社員向け】4,5,6月は絶対残業するな!会社員が知らない社会保険料が決定する仕組み
4〜6月以外の月、つまり7月〜3月までの収入は社会保険料とは関係ありませんので、
その月にいくら残業しても支払うべき社会保険料の金額は変わりません。
なので、できる限り4,5,6月の残業は避けるようにしましょう。
2.海外転出届けを出す
次に、海外転出届けを出すことで、社会保険料を抑えることができます。
【海外転出届けとは】海外でノマド生活をする前に知っておきたい「住民票を抜くことで得られる3つのメリット」で詳しく解説してありますが、
健康保険をはじめとする社会保険は、日本にいる限り加入は義務となっており、
必ず保険料を支払わねばいけません。
しかし、留学をはじめとした日本を長期間離れる場合には、
海外転出届けと呼ばれるものを提出し、住民票を抜く手続きを済ませれば、
社会保険に加入する義務はなくなり、任意のものとなります。
つまり、保険料を支払わないという選択ができるようになるのです。
海外ノマドワーカーをはじめとする、海外で働かれている日本人の多くは
この手続きをとっており、社会保険料を納めない選択をしていたりします。
関連記事:【ノマド・ブロガー必見】月5万円の収入で生きていきたいなら、フィリピンがオススメって話
日本の社会保険制度は、若者にとって損な制度ですので、
生活拠点を海外に移すことで、保険料を納めないという選択をするのも1つの考え方です。
④税金(5730万円)(22歳→65歳)
4つ目になりますが、 税金です。
これからあなたは22歳→65歳の43年間の中で、5730万円ほどの税金を納めることになります。
具体的な数字は下記になります。
所得税・住民税:4829万円(22歳→65歳)
消費税:905万円(22歳→65歳)
合計:5734万円
参考:生涯「税金」はいくら払うか | プレジデントオンライン
消費税に関しては、得に対策できることはありませんが、
所得税・住民税に関しては行動次第で金額を少なくすることができます。
どうするか。一緒に見ていきましょう。
どう削減するか
1.海外転出届けを出す
社会保険料のところで書いたことと同じですが、
海外転出届けを出し、住民票を抜く手続きを済ませれば住民税を支払わなくて良くなります。
海外ノマドワーカーはこのような手続きをされている方が多いです。
2.副業で事業所得を増やす
ここは少しややこしくなりますが、
会社員として得る給与を減らし、副業として事業所得を増やしていくことで
支払う税金を少なくすることができます。
なぜなら、会社員として残業して得た金額には健康保険料と税金がかかってきますが、
副業で得た事業所得に関しては、経費にできる部分が大きいなど融通が利きやすいからです。
ちなみに、
会社員として年間60万円(月5万円)収入が増えれば、そこには社会保険料と税金がかかってきますが、
事業所得は60万円まで非課税です。
つまり、残業して月5万円稼ぐのと
副業で事業所得として月5万円稼ぐのとでは
後者の方が手元に残るお金が多いということなのです。
同じ金額であっても、収入の得方で支払う税金の額が変わってくることは
知っておきましょう。
関連記事:【新入社員向け】「残業して月10万稼ぐ」よりも「副業で月10万稼ぐ」方が、お得って知ってた?
⑤老後(7500万円)65歳→90歳(25年間) 年間300万円
老後を65歳→90歳の25年間と定義し、
年間300万円が必要と仮定すれば、25年間で必要な金額は
300万円×25年間=7500万円となります。
【老後に備えるとは】ゆとり世代がもらえる年金と退職金を詳しく計算してみた
で詳しく解説していますが、1990年以降生まれの方々は年金・退職金が少なくなっています。
年金は、
現在月々20万円程度支給されているのに対し、我々世代は月々10万円程度です。
また、退職金に関しても、
現在2000万円程度支給されているのに対し、我々世代は800万円程度です。(確定拠出年金含む)
つまり、65歳→90歳までの25年間を通して受け取れる額は以下のようになります。
国民年金:1800万円
厚生年金:1000万円
退職金:800万円
合計:3600万円
なので、老後のために我々世代は3900万円の備えが必要であるということになります。
これは年間に換算すると156万円という金額となります。
どう削減するか
1.65歳で死ぬ
まず、老後を生きないという選択をすれば、老後のためにお金を準備する必要がなくなります。
こういうといやいやおかしいでしょ。という声が聞こえてきそうですが、
少し説明させて下さいね。
老後のために、3900万円用意するということは
300万円の貯蓄を13年間続けなければいけません。
つまり、13年もの間老後のために働き続けていることになるのです。
仕事が好きで仕方ない人は問題ないですが、
嫌々仕事をやっている人であれば、いっそ老後を生きないと決断し、
若くて活力ある時間でお金をたくさん使うという選択は決して間違いではありません。
2.途上国に移住する
ビザの取得方法は様々ですが、老後は途上国で暮らすという手段もありです。
というのも、
会社員を65歳まで全うすれば年金・退職金で3600万円が手にはいることになり、
その3600万円という金額は途上国であれば25年間生きるために十分な額だからです。
と言われてもイメージがつきにくいと思いますので、
アジア各国の平均年収のデータを一緒にみてみましょう。
アジア各国の平均年収は以下の通り!
カンボジア:24万円(月2万円)
ベトナム:30万円(月2.5万円)
フィリピン:48万円(月4万円)
タイ:115万円(月10万円)
シンガポール:384万円(月32万円)
日本:416万円(月35万円)
上記のデータを見て頂ければ、分かる通り、
3600万円という金額は、ベトナム人の平均年収の120倍の金額です。
つまり、
3600万円もあればベトナムで平均的な生活を120年間送ることができるということなのです。
3600万円を25年で使い切ると仮定すると、年間144万円使用できることになります。
この金額であれば、途上国であれば十分に豊かな生活を送ることができます。
これからの若者の生存戦略は、途上国に住みながら日本円を稼ぐこと
色々書いてきましたが、
一言でまとめますと、これからの若者たちは
日本を出て途上国で暮らしながら、日本円を稼ぐべきです。
というのも、色々なデータをあげましたが、
少子高齢化が進んでいくにつれて社会保障費は上がり続け、
かつ我々の世代が高齢者になる頃には支給額は少ないことが予想されます。
税金と社会保障費で1億円以上支払うということは、
生涯収入の半分近くを国に収めているということになるのですが、
その恩恵を我々の世代は受けることはできないのです。
つまり、若者にとって、
日本に住み日本に奉仕し続けるということは「損」な賭け事なのです。
だからこそ、我々の世代はいかに国にお金を納めるお金を少なくするかということを考える必要があるのです。
その方法が、途上国をはじめとした生活コストの低い場所に移り住み、
ネット経由で収入を得るということなのです。
月々10万円の収入があれば、暮らしていける国はたくさんあるのです。
まとめ:【新入社員向け】総額3億円?「人生における5大支出」の紹介と、削減方法を教えるよ。
①車:4000万円
②家:6000万円
③老後:7500万円
④社会保険料:5600万円
⑤税金:5700万円
計:2億8800円
お金の知識を身につけるには?
どうでしたか?
少しは、参考になる部分はありましたでしょうか。
最後に、簡単にですがお金について正しい知識を身に付けたい方に向けて
オススメな方法を紹介して行きますね。
本を読もう
まずですが、「本」を読みましょう。
20代は、いやいやお金の勉強って何よ?そもそも。
という状態だと思うので、そんな時はさらっと本を読みましょう。
オススメな本は下記でまとめてあります。
→【新入社員向け】お金の勉強を始めるにあたって読んでおくべき本9選
これらの本を読んで下記の6つの質問に答えられるようになればひとまずOKです。
反対に、今下記の質問に即答できない方は上記の本に一通り目を通すことをオススメします。
・資産家と労働者の違い
・分散投資、集中投資の違い
・インデックス型、アクティブ型等信託の違い
・生命保険は加入すべきか否か
・機会損失とは何か
・評価経済とは何か
また、この他にも【新入社員向け】お金の勉強をしたいと思ったら知っておくべき50のことでお金に関する知識はまとめてありますので、
本はなんだか難しそうと感じる方は、上記の記事に目を通すだけでも
新入社員が知っておくべき金融知識についての理解は深められると思います。
その中で、節約に挑戦したり
「キャリアSIM→格安SIM(LINEモバイル)への変更など」
資産運用にチャレンジすることで
「「WealthNavi」での自動分散投資など」
お金の知識だけでなく、実践力も上げていけるようにしていきましょう。
行き詰まりを感じたら、話を聞きに行こう
で、ある程度の節約や資産運用に挑戦した後にオススメなのが、
お金に関して詳しい方に、話を聞きにいくというものです。
というのも、自分で本で学んで実践していったとしても
理解が浅かったり、腹落ちしていない点も多々出てくると思います。
なので、自分自身の行動を正しく矯正する場として、
人に話を聞きにいくということをオススメします。
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