書いた人:タナカユウ(@tanakayu30)
転職を成功させるには、
ブレない「軸」が大切なんだ
って良く聞きますよね。
新卒就活でもそうでしたけど、
なぜか、就活/転活を始めると「軸」という言葉を頻繁に聞くようになります。
人生を何の軸も持たずに、ふにゃふにゃと生きてきた筆者にとっては、
突然面接で求められる「軸」にはとても戸惑いました。
これを読んでいるあなたも、転職活動を行う予定 / 行なっているのであれば、
いずれはぶつかる問題だと思いますので、
何の軸を持たずに生きてきた筆者がどんな軸を設定し、
転職活動を行ったのか、書いていきたいと思います。
参考:(関関同立・MARCH向け)自己分析は「就活用」と「人生用」の2種類に分けて考えよう。
【年収200万UPさせた筆者が語る】転職活動における「本音の軸」と「建前の軸」の設定方法
20代後半にもなれば、生きていく上で、本音と建前を分ける必要があることが
なんとなくわかってくると思いますが、
転職活動ではきっちり「本音の軸」と「建前の軸」は分けましょう。
ここでいう「本音の軸」とは
現在の職場の何が不満で、転職を実現した際にどんな要素を得たいのかという部分です。
「建前の軸」とは、
本音とは別に、選考過程でどんな思いで転職活動を行なっていると伝えれば、
オファーがもらえるのか、面接官受けが良くなるのかという部分です。
本音だけ先行して、面接で伝えてもおそらく選考を通過できませんし、
建前だけが先行してオファーをもらったとしても、結局後悔が残るのです。
だからこそ、転職活動の成功には、両者のバランスが大切で、
心の底から達成したい「本音の軸」を設定し、
それを手に入れるために、命がけで「建前の軸」を選考では語るのです。
とは言っても、「本音の軸」と「建前の軸」なんてよくわからないと思いますので、
私自身の「本音の軸」は何で、選考過程ではどんな「建前の軸」を語っていたのか
書いていきますね。
「本音の軸」は、地方からの脱出
首都圏で生活したかった
筆者はメーカー勤務だったのですが、
メーカーあるあるなのが、地方の工場への配属です。
筆者は良くも悪くも、ミーハー私立文系出身なので、
働き始めたら、夜の街に毎晩通い、女の子や女の子とウェイウェイする会社員生活を想像しておりました。
地方は、首都圏に比べて人口が少なく、
21時以降になると繁華街でも、人がほとんどいなくなったりします。
衝撃的だったのが、地域で1番栄えているであろうクラブに0時ごろに向かったのですが、
中にいる人が2人だったことがありました。
もちろん、物価が安かったり、
物価が安いことで、車を持てるなど良い部分もあるのですが、
筆者にとっては、市場に同年代で境遇が似ているような人達が大勢いることが
重要度が高かったです。
終日デスクワークは、割とストレス
あとは、筆者は、工場内での調整みたいなことを行っていたのですが、(おそらく文系でメーカー勤務だと多くの方が担当する。)
業務のほとんどが社内で済むものでした。
全てが社内で完結すると、人間関係や日々の景色が同じになってしまうので
出張とか、外出とか多くて、
色んな場所に出かけたりできる職種を希望するようになりました。
その中で、営業という職種に興味が出てきました。
バグった価値観が、許容される環境にいたい
日系メーカーに対して、あなたはどんな印象を持っていますか?
ホワイト、落ち着いている、堅実、終身雇用、とかそんな感じの印象を持っている方が多いのではないでしょうか。
日系メーカーに4年勤務しましたが、実際その通りで、
ほとんど定時で帰れたし、真面目な人が多かったし、定年まで働いている方がほとんどでした。
世間一般では、良い会社と言われるような良い会社だったと思います。
ただ、中途採用がほとんどないこと、歴史が長いことが関係していると思うのですが、
良くも悪くも人種が似通っている方が多かったです。
筆者は20代ということもあって、
まだまだどんな風に人生を生きていけば良いのか明確になっていないのですが、
そんな中色んな経歴を持った方と触れ合いたいという思いがありました。
前職は、アイドルやっててとか、医者だったとか、一時ホームレスやっててさ。みたいな?
とにかく、バックグラウンド、
生きてきた世界が異なる人たちとの触れ合いに楽しみを覚えるタイプなわけです。
また、学生時代、外国人留学生と触れ合ったり、東南アジアへの旅行を通じて
国籍が異なる方々と日常的に交流することを「是」とする価値観が形成されました。
(現代っ子は、そんな考えの方多いよね?)
なので、
マイノリティーな経歴を持った人が集まり、
かつ外国人と日常的に交流がある環境下に身を置きたい気持ちがあり、
その中で「外資系」というワードが浮かび上がってきました。
普通に生きていたら基本的に外資は通らない道なので、
おそらくちょっと変な人の割合が多いであろうと、想像できました。
なので、本音の軸は、優先順位順に
「勤務地が首都圏であること」「職種:営業」「外資」でした。
「建前の軸」は、テクノロジーの発展を、営業として後押しできること
で、本音の軸である、以下3つを手に入れるためには、
選考を通過せねばなりません。
「勤務地が首都圏であること」「職種:営業」「外資」
その際に、面接でどんな軸で転職活動を行っているのですか?
と聞かれるのですが、その時は「テクノロジーの発展を、営業として後押しできること」とか言ってたような気がします。
というのも、勤務地、外資については、
応募の段階で、首都圏で募集をかけている外資系企業に、応募すれば
良いだけなので、選考を受けている企業全てで満たされていました。
なので、選考過程では、
なぜ「営業なのか」「この業種なのか」の2つに答えられればOKということになります。
なぜ「営業なのか」問題について
職種転換を伴う転職では、なぜこの職種を志望するのかは必ず聞かれます。
私の場合も例に漏れず、なぜ営業なのかという質問は全選考過程でよくされました。
ここでの対処方法は、とてもシンプルだと思っていて、
以下のような話の組み立てが分かりやすいと思います。
新卒就活時に、営業(希望する職種)志望で、就活を行っていたが、
実際の配属では、それが実現されなかった。
定期面談、社内公募など、様々な方法を模索したが、営業への配属は実現しなかった。
だから、転職を志すようになった。
営業で求められる主なスキルは3点だと思っていて、私はこれまでの経験でそれらを磨いてきた。例えば、、、、、、
面接で、ある職種希望で就活をし、業務経験を積んだが、
一定期間を経て、職種を変えたくなった。と言うとコロコロ気持ちが変わる人なんだなと言う印象を与えますが、
ずっと、営業志望だったが、異なる配属になった。
面談を通じて職種転換の交渉を年4回程度行ったり、営業として活躍できるために
まずは工場内の業務フローをマスターしようと心に決めて、取り組んだ。
というと、意思を強く持ち、問題にぶつかっても前向きに捉え努力できる人材という印象を面接官側に与えやすかったりするのです。
実際の新卒就活では、営業希望ではありませんでしたが、
面接ではその体で話を進めていました。
名付けて、配属ガチャを食らった、悲劇の子作戦
なぜ「この業種なのか」問題について
あとは、業種に関しても、ある程度の統一感は示すべきです。
筆者は、全く希望する事業部ではないところに配属されましたが、
転職活動においては、
新卒就活では、その業界のその商材を扱っている企業に入りたかった。
かつ、御社の業種とはこういった部分で重なっている。(または同一である)といったような表現をしておりました。
つまり、1番楽なのは、同業種への転職なのです。
ただ、筆者はIT業界へ行きたかったので、
IT企業の面接では、以下のように答えていました。
前職のメーカーでは、テクノロジーの発展に必要なこの技術の開発の発展に携わっていた。
そのテクノロジーの発展に貢献したいという思いは今も変わっていないが、コロナ禍の中で、現在最もテクノロジーを通じて解決すべき問題は○○で、御社でその問題解決に取り組みたい。
まあ、多分イマイチだったと思うので、
IT企業1社のみしかオファーはもらえませんでした。。。。
ただ、意識した方がいいと思うのが
学生時代抱いた感情、新卒就活の軸、転職を志したきっかけ全てが同一であることです。
そこが繋がっていないと、なあなあに人生を選択している感が滲み出てしまい、
面接官に良い印象を与えません。(実際は、なあなあで選択していても問題ないと思うのですが)
まっ、こんな感じかな?
最後に
年取ると建前ばかり上手くなっちゃうからやーね。
参考:2年間の転職活動を経て、「誰のことも本気で好きになれなくなった女子」の気持ちにわかりみを覚えた