書いた人:タナカユウ(@tanakayu30)
高校生の時って、色々悩むことがあると思うんです。
恋愛とか、部活とか、勉強とか、
なので今回は、私自身が高校生の時に知っておけばもう少し
人生の選択を楽にできたな、このことを知っていればまた違った行動を
起こしていたのになと思うことをシェアしたいと思います。
約10年近く前の私であるあなたの人生が少しでも楽になることを願っています。
それではいってみましょう。
高校生が知っておくべき学校の先生が教えてくれない5つのこと
①関関同立・MARCHの偏差値帯の大学では大手企業に就職できないこと
高校生にもなれば、少しは将来の事を考えることもあるのではないでしょうか。
中には、大きな会社に勤めてバリバリ働くんだ。と思っている人もいると思います。
もし、あなたがそう考えているのであれば、関関同立・MARCHより上の偏差値の大学に進学しましょう。
下記で詳しく書いていますが、
関関同立・MARCHの就活生で、大手企業に就職する割合は3.7%です。
3.7%の確率で100万円を得られて、96.3%の確率で100万円を損するギャンブルがあるとするのであれば、あなたはチャレンジしますか?しませんよね。
だって、負けるから。
関関同立・MARCHに進学して、大手企業社員になるということは
100人いて、4人未満の人に自分がならないといけないということです。
早慶にいけばちょっと確率が上がります。
京大に行けばもうちょっと確率が上がります。
東大に行けばものすごく確率が上がります。
この事実はきちんと知っておきましょう。
②大学に入る方法は1つでないこと
当たり前かもしれませんが、私は高校生の時にこのことを知りませんでした。
大学に入学するためには以下の方法があります。
・推薦入試
・AO入試
・一般入試
だから、
①そもそも大学に行く?行かない?という問題があって
②文系?理系?という問題があって、
③国公立?私立?という問題があって
④で結局どの大学に行きたいの?という問題があって
⑤その中でも、推薦入試?AO入試?一般入試?センター利用?センター併用?という問題があって
(スポーツ得意なら勉強なんてせずにスポーツで勝負してもよいのです。一般入試が面倒なら真面目にコツコツ勉強して評定を高くしたら良いのです。)
⑥科目はどれにする?という問題があって
(一般入試(文系)なら、英・国・社受けるのが一般的ですが、英・国・数で受けてもよいのです。1教科だけで入学できるところもあります。)
みたいな、大学に行くというゴールは同じでも、辿り着く方法は一つではないわけです。
人生の中でも、その目的地への辿り着き方は沢山あるので、
そういった、自分に最適な道はなんなのか、きちんと調べて行動する力は大切だなと思います。
*ちなみに私は、センター併用の入試方式で受験して、
「センター試験の数IA+英語の得点」と「一般入試の数IA・ⅡB」のみで入学しました。
③入る大学の違いが生涯年収に大きな差を生むこと
私が高校生の時は、大学なんてどこでもいいっしょ。とりあえず、関関同立・MARCHにいければセーフ。みたいな感覚がありました。そういう考えの高校生は少なくないと思います。
しかし、そういった学生は一度以下の表を見てみてください。
国内・海外全160校 出身大学別 年収ランキング | 20代の”はたらき”データベース『キャリアコンパス』- by DODA –
この表によると
1位の東京大学の平均年収は729万円
4位の慶応義塾大学の平均年収は632万円(早慶)
54位の関西大学の平均年収は467万円(関関同立・MARCH)
つまり、仮にあなたに選択肢があって東京大学に行くのか関西大学に行くのか選べるのであれば、そこには年間262万円(東京大学平均年収-関西大学平均年収)の差が生まれます。
1ヶ月であれば、22万円
1年間であれば、262万円
5年間であれば、1310万円
10年間であれば、2620万円
30年間であれば、7860万円
税金を考えないのであれば、同じ生活水準で暮らせば、
東大生は1年に1度262万円の車を買えますが、関大生は買えません。
東大生は彼女に1年に1度くらい100万円のプレゼントを買えますが、関大生は買えません。
関大生が30年間働けば
467万円×30年間=1億4010万円収入を得ることができます。
東大生は1億4010万円を19年で稼ぐことができます。
*以下計算式
729×x=467×30
729×x=14010
x≒19
かつ、覚えてほしいのはこれが平均値だということです。
普通であれば、このくらいの差になります。
決して、飛びぬけて優秀な東大生と、飛びぬけて優秀でない関大生を比べてわけではないのです。
あなた周りの学生と同じように過ごし、そのコミュニティーの「普通」なのであれば
このくらいの収入差が「東京大学」と「関西大学」では生まれます。
私は高校生時代、漠然とそういった差があるということは感じていましたが、
明確に数字で確認したことはありませんでした。
私は、だから関西大学ではなく東京大学に行けと言っているのではありません。
こういった差を知った上で、自ら考え判断を下してくださいということです。
当然、関西大学に入学するためにかかる勉強時間と東大に入学するためにかかる時間は異なります。
学生時代の恋愛や友達と過ごす時間、部活動、1人1人大事にしたい瞬間があるはずです。勉強をそこそこにして、そういった時間を思いっきり楽しむ人生もあってもよいのです。そういった時間、純粋でまっすぐで、アホなことを本気で信じられる時間は、高校を卒業したり、大人になった後では取り戻すことがとてもむずかしいのです。
こういった差を明確に知り、勉強に時間を割くのか、それとも割かないのか
きちんと考えてみてくださいね。
④「立派な人」の定義を先生は知らないこと
私が高校生の頃は、一所懸命勉強すれば立派な人になれるんだ。と先生に言われてきました。
高校生のあなたも、先生を始め親からそういったことを言われなくとも感じることはあると思います。
ただ、「立派な人」とはいっぱいどういった人を指すのでしょうか?
あなたが尊敬している又はこうなりたいと思える人物は偏差値が高い人ばかりではないと思います。
野球選手のイチロー選手、Mr.childrenの桜井さん、お笑い芸人のさんまさん
これらの人たちは、日本で多くの人に感動を与えている人たちですが、
偏差値で言えば、これらの方より高い人はこの世に山ほどいるはずです。
何が言いたいかと言いますと、勉強すること(英数国社理)が立派な人に近づくために必要不可欠なことではないということです。
あなたが「サッカー選手=立派な人」と定義したのであれば、
毎日ボールを蹴ったらいいのです、必死にビデオを観て一流のプレーヤーを観察したらいいのです。
あなたが「毎日だらだらごろごろしている人=立派な人」と定義したのであれば、
どうすれば自分も毎日だらだらできるのだろうか、働かずにどう収入を得るのか
考え、そのための行動を起こしていったらいいのです。
あなたは自分で「立派な人=ありたい姿」を定義していいんです。
どうすればその姿にあなたは近づけるのでしょうか?もしかしたら勉強(英数国社理)ではないのかもしれませんね。
⑤何かを知ることは、何かを失うことであること
学校では「勉強すること=正義」というような風潮があると思います。
もちろん、学ぶことで得られることが多いということは事実なのですが、
高校生のあなたには、知識を得るということはプラスの要素だけでなく、
学べば学ぶほど失うことがあるということは知っておいて欲しいです。
ん?どうゆうこと?
何かを知ることで何かを失う?
何いってるんだ?
と思われると思いますが、もう少し聞いてくださいね。
ここでは、何が言いたいのかと言いますと、
何かを知ると、何かを知らない人の気持ちがわからなくなる。ということです。
勉強とは、知識を身につけることで、
知識を身につけることとは、知識の量が平均から乖離することを意味します。
つまり、あなたは勉強すればするほど、
人々が知らないことを知って行くことになるのです。
ここまではわかりますよね。
で、ここまで話をすると、
え?それって悪いことなの?
いい事じゃないの?
と思われると思うのですが、
知っていることが他者より多くなることによって引き起こされる弊害もあります。
何か。
それが、何が普通・平均。当たり前なのか理解できなくなるということです。
あなたたちは、これから大人になり、仕事をして行くことになります。
仕事とは何かと言いますと、自分の強みを利用して、相手に価値を提供することです。
つまり、あなたの普通と相手の普通の乖離を分析して、価値を提供するということです。
意味わからないと思いますので、具体例で説明しますと、
学校の先生はあなたに数学を教え、あなたは先生に数学を教わりますよね。
なぜかと言いますと、先生の普通とあなたの普通が乖離しているからです。
先生の普通=数学ができる
あなたの普通=数学ができない
先生があなたに数学を教えられるのは、あなたが先生に比べて数学の知識が不足しているからです。先生の普通とあなたの普通が乖離しているからです。
抽象的な表現で申し訳ないですが、
自分の普通と、相手の普通を正しく認識できて初めて価値を提供できるようになるのです。
しかし、勉強すればするほど、知識を身につければ身につけるほど、
その普通の感覚を持てなくなってしまうのです。
以下のデータを見てみると大学進学率は50%を過ぎるくらいです。
ざっくりいえば、大学に進学した時点で日本の半分よりも頭がいい(知識量が多い)わけです。
数学を勉強したことがあれば、
「すみません。log24個のお水頂けますか?」と言われても
「ああ。2個ね。はい。どうぞ。」と対応できると思いますが、
数学を勉強したことが無ければ、こいつ「何言ってんの?」状態になるわけです。
あなたが数学を勉強した側であれば、何でlog24位理解できないの?という感覚になっていくわけです。
意味がわかりますでしょうか?
あなたもテレビで東大生が会話しているのを聞いたことがあると思います。
その時、何言ってるかわからない。と感じたことはありませんか?
私はあります。
反対に東大生は、自分は普通に話しているのに相手が理解できない意味が理解できないんです。
だって、そういった知識を持っていることは「普通」であって、知らないことは「普通でない」からです。
知識だけではありませんが、何かを極めれば、極めるほど
あなたの普通と世の中の普通が乖離して行くのです。
あまりまとまっていませんが、何かを知っていくことで、失って行く感覚があることは高校生の内に知っておいてほしいなと私は思っています。
最後にまとめておきます。
まとめ
①関関同立・MARCHの偏差値帯の大学では大手企業に就職できないこと
②大学に入る方法は1つでないこと
③入る大学の違いが生涯年収に大きな差を生むこと
④「立派な人」の定義を先生は知らないこと
⑤勉強をすることで失うことがあること
どうでしたでしょうか。
今回も主観たっぷり入れてありますが、少しでも高校生のあなたに
役立つ情報があったのであれば幸いです。
高校生の時、この本を読んでおけばよかったものをあげておきます。
今回は以上です。では。