書いた人:タナカユウ(@tanakayu30)
英語を使った仕事がしたいんです!
私は日系メーカーのリクルーターをやっていたことがあったので、
そういった思いを持った就活生に良く出会いました。
筆者も就活生の時にそういった思いを持っていましたので、
その気持ちは良くわかります。
なんとくかっこいいとか
英語力を向上させて、市場価値が高い人材になりたいとか
なんか英語ができた方がこれからの時代いい気もするし
みたいな?
まあ、理由は曖昧な場合が多いのですが、
「やりたい」と思えたことには全力で向かってった方が人生楽しいので
私は応援したいです。
てな訳で結論ですが、私個人の意見ですが
もし本気で英語を使った仕事をしたいのであれば「外資系企業」を検討した方が良いと思っています。
なぜ、外資系企業なのか。
日系メーカー/外資メーカー両方の働き方を知った筆者の視点で書いて行きたいと思います。
英語を使って仕事がしたいなら、外資系企業を割とガチで検討してもいいと思う
日系メーカーの業務で英語は使わない
海外売上が大きいメーカーなら英語なんて日常で使うんでしょ?と
多くの就活生は思うのですが、
夢を壊してしまうようで申し訳ないですが、ほとんど使わないです。
もちろん、日系メーカーは海外法人をたくさん持っていますから
アメリカ・ヨーロッパ・シンガポールなど様々な国にある拠点の社員とやりとりはします。
ただ、全員日本語がめちゃめちゃできるんですよね。
というのは、海外法人と言っても日系企業の海外法人なので、
日本の文化が浸透しています。
つまり、
本社が日系企業だったら、海外法人も日本語ができる人を採用するのです。
おそらく求人票に、日本語:ビジネスレベルとでも書いているのでしょう。
なので、メールも日本語、電話も日本語でかかってきて、
こちらも日本語で回答すればいいという話になります。
また、海外法人には日本人の駐在員がいますので
その方と直接やりとりすることも可能です。
そのため、ほとんど英語を使わなくても仕事はできますし、
社員の多くも英語ができる人間の割合は多くありません。
もちろん、英語で問い合わせが来ることもありますし、
英文を翻訳する時もあるので、英語力はあった方がいいのはいいのですが、
就活生が想像する、毎日英語で会議して、業務の半分が英語で囲まれてる。
みたいなものとは大きな乖離があります。
もちろん海外営業だったり、一部は海外へ出張も多かったりはするので
英語環境が皆無かと言われるとそうでもないですが、
事務系採用の1,2%というイメージです。(帰国子女とかはここに入れるイメージ)
英語ができなくても、グローバルな仕事ができる仕組みが整っているのが
日系グローバルメーカーです。
外資系は英語を当たり前に使う
そもそも面接官が外国人だったり、英語での面接がある
外資系企業の場合は、そもそも採用の過程が日系と異なっていて、
履歴書だったり、面接で英語を使用します。
普通に外国人が面接官だったりもするので。
なので、多くの日系企業ではTOEICのような英語の資格を重視される一方で、
外資では、資格を持っているのは当たり前で、
英語を使用してコミュニケーションを取れるのかは、選考過程できっちり見られます。
もちろん外資系企業といっても様々なものがあり、職種も複数あるので一概には言えませんが
日系企業の事務系採用の1,2%が、英語を使用すると仮定すると
外資系では80%は、英語を使用する印象です。
英語ができるという前提条件の基準が、外資系企業の方が高い印象です。
外資系企業は、本社が日本語を理解できない
外資系企業は、海外の企業なので
基本的に全員日本語が理解できません。
日本に駐在しにきている一部の外国人社員はできる方もおられますが、
ほとんどの社員は、できないのです。
なので、必然的に英語をはじめとする本社の言語を使用する必要が出てくるのです。
日系メーカーが、海外法人に対して日本の文化を定着させるように、
外資系メーカーも、本社の文化下で仕事をするのです。
そのため、日系メーカーの海外法人社員が日本語(本社の言語)を使用していたのと同様、
外資系勤務社員も英語(本社の言語)を使用する必要があるのです。
もちろん、中国が本社、韓国が本社の企業もありますので
その場合は中国語、韓国語が求められることもあるかと思いますが、
英語が最も基本の言語です。
ってなわけで、英語を使いたいが本音なら外資系企業は検討の余地あり
求めている「英語使って仕事してるぜ感」は、得られやすい環境かと思う。