書いた人:タナカユウ(@tanakayu30)
入社して2,3年も経つと、誰しも1度は思うことですよね。
筆者は、新卒で日系メーカーに入社したのですが、
メーカーあるあるなのが、定型業務が多いためにやりがいを感じにくいということです。
そのため、業務量が多そうな
総合系のコンサルティングファームやリクルート・楽天などのメガベンチャーに多くの若者が羽ばたいて行くのですが、
ある一定層は、
同じメーカー内で「営業への職種転換」を希望したりするのではないでしょうか?
工場内の仕組みや業務フローは理解したから、
次は顧客と近い場所で、数値や成果が見えやすい場所で
仕事がしたい。
あとは、
とにかく工場から脱出したい!!!!とか?笑
筆者は、完全にこれでした。
しかし、同業種への転職であっても、
職種が変わる転職は難易度がとても高く、多くの場合苦戦します。
同期もなかなか転職が決まらず病んでいましたし、
筆者も死ぬほど苦戦して、やっとのことで
日系メーカー工場勤務⇨外資系メーカー営業へ転職を果たしました。
関連記事:年収200万円UPを実現させた筆者が考える「転職活動で年収を上げるために必要な考え方」
な・の・で
今回は、異職種への転職を志す際に、
面接でどのような、応対をすれば受かりやすいのか、書いて行きたいと思います。
「工場勤務⇨外資系メーカー営業」へ職種転換した筆者が語る「異職種への転職方法」とは?
メーカー内で、営業へ職種転換がやり易い職種とは
まず、営業への職種転換であれば
以下職種であれば、難易度が低めかと思います。
(工場系)生産管理/調達/企画
反対に、以下職種は難易度が高いかと思います。
(総務系)経理/人事/法務etc
簡単に説明して行きますね。
営業との繋がりがある職種は、転職しやすい
(工場系)生産管理/調達/企画
上記職種は、工場勤務であることがほとんどです。
メーカーは、簡単に書けば
顧客⇆営業⇆工場といったフローで調整を行っており、
営業という職種は、顧客との調整と工場との社内調整をうまくやる必要があります。
製作納期が6ヶ月かかるものを
顧客が1ヶ月で欲しいと言ってるから頑張って!と直前で工場に丸投げしてしまうと
軋轢が生まれますし、顧客と約束した納期に間に合わないとなると
大きな問題にも発展しかねません。
つまり、良い営業とは顧客サイドだけではなく、
「工場サイドの状況を理解し、うまく調整を行える人」となります。
そのため、生産管理などの工場側の経験は
営業となったとしても生きるわけです。
なかなか営業で、工場勤務をしたことがある人っていないので。
総務系は、営業と直接関わりがない
しかし、ビジネスといった点では
営業と経理などは関わりがあると言えばあるのですが、
直接的に業務で関わりがあるか、経理としての経験がダイレクトに営業として生きるかというとそうでもありません。
そのため、総務系の職種の方は、
経理⇨経理のように、そのバックグラウンドを生かした転職を個人的にはオススメします。
面接で、「なぜ営業なのか。」への回答方法とは
次に、面接での回答方法について書いて行きますね。
(*同業種メーカーの工場勤務⇨営業という前提で書いて行きます。)
なぜ営業へ職種転換したいのか、という問いに関しては
3つの点で回答できたらOKです。
①元から営業志望だった
新卒でどの職種を志望していても良いのですが、
面接の際には、新卒でも営業を希望していた体で話を進めましょう。
生産管理を希望していたけど、やっぱり営業がやりたくなっちゃった。と伝えてしまうと
営業も数年で飽きてしまうのではないかと思われてしまいます。
なので、そもそも営業志望で
配属が異なる職種になってしまったと話をした方が、相手も転職理由を理解しやすくなります。
社内公募や定期面談などで、営業へ職種を変えようと努力したことも、面接では話しましょう!
②営業へ興味を持った、過去の説明
①で元から営業志望だったと伝えましょう。と述べましたが、
そうなると、
じゃあそもそもなぜ新卒で営業を希望していたのか、
何かきっかけはあったのか、
のような、その人の根本の考え方的なものに質問が移ってきます。
その際は、学生時代の経験でも構わないので
営業に向いてそうな価値観が形成された話をしましょう。
私個人の話をすると、
私は「営業とは成果が数字で明確に現れる職種」と定義していましたので、
数値や結果が出ることに、モチベーションが上がるパーソナリティが形成された話をしていました。
具体的に話をすると、以下のような感じで面接では話していました。
私は、幼少期からサッカーをやっており、小学生の頃はJリーグ下部組織に属していました。
そこでは強い競争環境があり、点を取ることでしか存在価値を見出せない環境でした。
だからこそ、結果が全てだという価値観が根本にあるのと同時に、
数字で成果が現れる環境に最もモチベーションが上がる人間です。
そのため、新卒の頃より、営業を希望していました。
小学生の頃の話をするのは、賛否両論別れるとは思うのですが、
私は人間の根本的な価値観が小学生までに形成されると考えているので、
土台となる考え方を説明するのに、小学生の頃の話をするのはありかと思います。
③前職の経験が営業に生きることを証明する
あとは、工場での経験がいかに営業に生きるのか
工場で働いた経験があるからこそ、貢献できることをそれっぽく語れればOKです。
工場経験があるからこそ、語れるエピソードは以下2点かと思います。
「①工場の業務フローへの理解があること」
先ほども軽く書きましたが、
メーカーの業務フローはとても簡単に書けば以下になります。
顧客⇆営業⇆工場
営業は顧客と工場の間に入る職種なので、
両方の調整をうまくできる人材が求められるわけです。
なので、工場内で調整するために工夫した経験を話し、
その経験があるからこそ、顧客の納期に対してうまく対処できる。みたいな話ができると受けがいいかなと思います。
メーカーに関して言えば、工場勤務の経験はめちゃめちゃプラスです!!!!
「②事務処理能力の高さ」
あとは、営業と比べて相対的に優れている部分としては
Excelなどを利用した事務処理能力です。
一般的に、営業職は外出などが多く、事務処理はそこまで多くありません。
一方で工場勤務はほとんどを工場で過ごすため、事務処理を大量にこなします。
なので、そこは一定の強みになります。
メーカーは、基本的に平均年齢の高い業界なので、
採用側の本音を言えば、雑務を嫌がらずにやってくれる若い奴が欲しいわけです。
なので、年配の面接者に対して、
事務作業バリバリやってきました。今も溜まってませんか?
全部任せてください。慣れてるので♡笑
くらい言えると、「いいねぇ!」となるかなと思います。
最後に
転職は気合!