【外資コンサル通過】大手企業社員が教えるGD(グループディスカッション)のコツ

 

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書いた人:タナカユウ(@tanakayu30

 

目次:(関関同立・MARCH向け) 大手企業から内定を得た私が考える「就活で必要な50のこと」

 

 

グループディカッションってどうやって進めるのが正解なの?

 

 

就職活動の1次選考によく使われるグループディスカッション (GD)。

 

テストのように答えがないから、

どうたち振る舞うことが正解で、反対にどんなことをしてはいけないのか

なかなか理解し難いものですよね。

 

よく喋ったら落とされたし、

反対に周りの話ばかり聞いてても落とされる。

結局どうするべきなんだ?とあなたも悩んでいるのだと思います。

 

私自身はGDは得意な方で、

就活時は、以下の企業のGD選考を通過しました。

 

(PwC(外資コンサル)、リクルート、パナソニック、三菱UFJ銀行など)

関連記事:「関関同立・MARCH出身」が割とガチで就活した結果を公開してみる

 

そのため、ある程度GDでの振る舞い方のコツは理解している方だと考えています。

 

な・の・で

今回は、現役大手企業社員である私が、

就活のGDはどのように進めることが正解なのか解説していこうと思います。

 

ESは通過できるけれど、なかなかGD選考を突破できないという方にとってためになる情報が書いてあると思います。

 

 

それではいってみましょう。

 

 

【外資コンサル通過】大手企業社員が教えるGD(グループディスカッション)の進め方

 

 

GD(グループディスカッション)とは

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グループディスカッションを知り対策しよう|マイナビ新卒紹介|新卒学生向け無料就職エージェントサービス

 

就活の1次選考で良く使われるヤツですね。

まあ、就活生であればグループディスカッションと言う言葉くらいは聞いたことがあるでしょう。

 

つべこべ言っても仕方ないので、「モテるためにはどうするべきか」という題で、さっそく実際に私と一緒にやってみましょう。

 

GDは以下の順番に進めて行くと、議論を効率よく行うことができます。

1つ1つ説明していきますね。

 

①時間配分の設定

②定義決め(前提条件の確認)

③アイデア出し

④比較・検討

⑤まとめ(発表準備)

 

 

①時間配分の設定

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まずは、どのような時間配分で議論を進めて行くのか決めましょう。

 

時間配分をすっ飛ばして議論をしてもいいのではないのか

という意見を持たれるかもしれませんが、それは間違いです。

 

というのも、GDの時間は30分〜1時間の場合が多く、

それは十分な議論を行うためには少なすぎる時間です。

 

そのため、ある程度の見切りをつけて、議論を前に進めていかないと結論にまでたどり着くことができなくなってしまいます。

 

議論の目的は、具体的な結論を出すことにあるので、

30分で結論まで持って行くためには、いつまでに何をやって何をやらないのか、明確に最初に決めておくべきなのです。

 

私としては、30分であれば以下の配分がオススメです。

 

・定義決め(前提条件の確認):10分

→定義を決める段階は、議論を進めて行く上での骨組部分となります。

ここで、きちんと議論の前提を作っておかないと、

まとまりのない話ばかりが続いてしまいます。

 

なので、10分間という多めの時間をとって、

しっかり全員の認識を合わしましょう。

 

・アイデア出し:5分

→定義が決まれば、施策をどうするかなど

アイデアを出し合う段階に入ります。

このアイデア出しは、そこまで重要なパートではないので、

多くても5分ほどで終えるようにしましょう。

 

・比較・検討:12分

→アイデアが一通りで終わったら、これまでに出たアイデアの中で優れているものは何なのか定量的に比較しましょう。

 

結論に説得力を持たせるためにも、

数ある施策(アイデア)の中で、なぜその施策を選ぶに至ったのか、

それぞれのアイデアの強み・弱みを比較し、論理的に施策を選ぶと良しです。

 

・まとめ(発表準備):3分

→最後は、発表する流れを整理しましょう。

誰かが発表して、周りに聞いてもらったり、矛盾があれば微調整を行いましょう。

 

時間が余れば、想定質問などを考えられるとなお良しです。

 

 

②定義決め

 

就活が始まりだすと、「定義、定義」言い出す人が多くなるのはあるあるですね。ていうのは置いておいて、 

 

まずは何と言ってもこれなんです。

お題の定義がうまくできているか否かで議論の結果は180度変わってきます。

 

ここで、気にするべきことは主に5つ!

 

1.ターゲットを明確にしよう

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GDでまず最初にやるべきことはターゲットが誰なのか。というところを明確にすることです。

 

仕事でも、誰のためにやるのか、誰を幸せにするために行動するのか、

何かを考えたりする際に起点となるのが、顧客であり、ターゲットです。

 

GDでも、施策について考える前に、まずターゲットを誰にするのか明確にしましょう。

 

今回のお題は「モテるためにはどうするべきか」

なのですからここでは、モテさせようとしているのは誰なのか明確にしていきましょう。

 

具体的には、以下のことを意識できるとOKです。

 

・ターゲットの性別

→モテるといっても、男性のモテる方法を考えるのと、女性のモテる方法を考えるのとでは取るべき施策が変わります。

なので、どちらでもいいですが、モテ方を考える前にどちらの性別のモテ方を考えるのか明確にしましょう。

 

*筆者は男性ですので、ここでは男性をターゲットとします。

 

 

・ターゲットの年代

→ターゲットの性別を明確にした後は、年齢について決めておくと良いです。

何故なら、年齢によってモテるために必要な行動は変わってくるからです。

 

小学生であれば、足の速さ

10代であれば、外見

20代であれば、趣味があうか

30代であれば、収入など

 

年齢によって評価される項目が変わってくるはずです。

 

30代でいくら足が速い=モテるには繋がりにくいですが、

小学校では足が速い=モテるに大きな影響を及ぼしたりします。

 

なので、モテるを考えるといってもどの年代のモテを考えるかによって

取るべき施策が変わってくるのです。

 

なので、ここも明確にしておきましょう。

 

*筆者であれば、男子大生(18歳〜22歳)とすると思います。

GDに参加している就活生は全員大学生なので、

グループ全員が、経験談を基に会話できますし、

議論が盛り上がると考えられるからです。

 

 

・後は時間と相談して、定義しよう

 

ここまでで、ターゲットは男子大生と定義できました。

これだけでも十分ではあるのですが、時間があるのであればもう少し明確化しても良いと思います。

 

(議論の時間が短い場合は、この段階で次に行っても構いません。)

 

例えば、以下のように男子大生といってもまだまだ細かく分けられます。

 

・大学は文系or理系?私大?国立?

・体型は?痩せ型?太ってる?

・イケメン?ブサイク?

・日本人?アメリカ人?

・インドア?アウトドア?

 

など、細かい設定にできた方が議論に具体性も持たせられますので、

慣れてきたら上記レベルまで定義できるようにしましょう。

 

 

*企業のレベルが上がり、優秀な学生が多くなればなるほど

定義を細かく設定して行くことが多いです。

 

 

 

ここまでのまとめ

 

 

議題:「モテるためにはどうするべきか?」

↓ 

議題:「男子大学生がモテるためにどうするべきか?」 

 

 

2.抽象的なお題を、具体化しよう

 

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次に、抽象的な議題をより具体的にしましょう。

 

今回の議題は、「モテるためにどうするべきか」でしたが、

そもそもモテるとはどういう状態のことをいうのか明確にできていないと議論は前に進んでいきません。

 

なので、抽象的なモテるという言葉に、具体性を持たせていきましょう。

例えば、以下のような点です。

 

 

・モテるとは?

 

 

モテるって人によって捉え方が異なります。

 

彼女がいることをモテるという人もいるだろうし、

彼女が3人以上いる人を、モテるという人もいます。

バレンタインデーでチョコをもらえることを、モテると定義する人もいるでしょう。

 

 

このように、モテるの定義は人それぞれ違います。

 

ここを明確にしていないと、モテるという言葉の認識の違いから議論にすれ違いが生じてしまいます。

 

例えば、モテるの解釈が異なると、

ある人は「彼女を3人作る方法論」について話し、

ある人は「バレンタインデーでチョコを10個もらう方法論」について話し出します。

 

そうなってしまっては、とんちんかんな議論になっています。

彼女を3人作る方法と、バレンタインデーでチョコをもらうために必要な施策は

異なるからです。

 

目指すゴールが違うと、最適な施策も異なるのです。

 

なので、

そうならないためにも、 皆が同一の認識を持つことができるように

「モテるとは?」をここで明確にしましょう。

 

*筆者なら、

「モテる=道端で3人以上の女性に声をかけられること」

くらいにすると思います。

 

 

 

・どんな女性にモテたいの?

 

次に、誰からモテたいのか定義づけられると良いです。

 

女の子にも色んな子がいますよね。

 

・10代、20代、30代、40代の女性

・恋愛経験の少ない女性、多い女性、

・アクティブな女性、消極的な女性、

・OL、モデル、女子大生、芸能人などなど

 

世には、色々な女性がいるものなのです。

 

いろんな女性がいるからこそ、

どんな女性にモテたいのかによって、起こすべき行動が変わってきます。

 

なので、ここでも女性の年齢・身分などを明確にすると、

次の施策を考える段階でより具体的な話をすることができます。

 

*ここもなんでもいいのですが、できるなら女子大生くらいにしておいた方がいいかなと思います。

 

なぜなら、グループ内に恐らく現役女子大生が存在しているからです。

ターゲットの生の声を聞くことが、議論に説得力を持たせます。

 

反対に、50代女性や、5歳などあまりにも世代のはなれた層をターゲットにすると、

「50代女性は〇〇そうなイメージだよね」

「5歳の時は、△△だったような気がするね」など、

推測レベルでしか議論ができず、全く説得力がありません。

 

なので、グループ全員が共通して、会話できるターゲットを選ぶとよいと思います。

 

 

*今回はとりあえず、「交友関係のない女子大生(18歳〜22歳)」をターゲットとしましょう。

 

ここまでのまとめ

 

議題:モテるにはどうすれば良いか

議題:交友関係のない女子大生に男子大生が3回声をかけられるにはどうすれば良いか

 

 

3.「自分の立場」を明確に

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私は誰?

 

 

これまでで、「モテるためにはどうすべきか=男子大生が交友関係のない女子大生3人に道端で声をかけられるためにはどうしたら良いか」とだいぶ具体的になりました。

 

あとは自分の立場を決めないといけません。

 

ん?自分の立場とは?と思われるかもしれませんが、

自分自身が何者なのかによって、男子大生がモテるために取れる行動が変わってくるのです。

 

この場合は2つに分けられると思います。

 

議論しているあなた自身が

当事者である場合と当事者ではない場合です。

 

 

当事者の場合

 

まず、自分自身が当事者の場合です。

ここで言えば、男子大生本人である場合ですね。

 

ここは簡単なので、次に行きましょう。

 

 

 

当事者でない場合

 

次に、自分自身が当事者でない場合も考えるべきです。

 

自分自身がモテない男子大生の当事者ではなく、

 

その男子大生の友人であったり、親であったり、

そもそも関係のない、美容師であったり、アパレル店員などなど

 

そのモテさせるべき人間以外の場合があるはずです。

 

例えば、

美容師であれば、男性の髪形を女子大生受けするものに変えることで、結果的にモテることに貢献できますし、

 

アパレル関係の人であれば、はやりのファッションを男性に教えてあげることで、結果的にモテることに貢献できます。

 

自分がどの立場であるかの違いによってできる行動は変わってくるのです。

明確にしておきましょう。 

 

*筆者であれば、当事者の大学生とします。

議論に参加している就活生全てが、大学生なので、

経験談をもとに話せるからです。

 

また、当事者とターゲット両方が大学生なので、

男子大生が女子大生3人に「大学内」で声をかけられるにはどうすればよいか。

とすれば、より分かり易くなると思います。

 

 

ここまでのまとめ

 

議題:モテるにはどうすれば良いか

議題:交友関係のない女性大生に男子大生である自分自身が「大学内で」3回声をかけられるにはどうすれば良いか

 

 

4.期限はいつまで?

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定義決めで、忘れがちなのが「期限を決めること」です。

 

仕事とは、限られた時間の中で、いかに目標達成するかが大事なので、

そもそも期限が決まっていないものは達成しようがありません。

 

それは、GDであっても同じなのです。

なので定義が具体化できたら、期限を設定するようにしましょう。

 

と言われてもよくわからないと思いますので、

説明して行きますね。

 

・80年で目標達成するのと、1日で目標達成するのとでは取るべき施策が変わる

 

例えばですが、

80年で女子大生3人に声をかけられるのと、10年で声をかけられるのと、

1日で声をかけられる難易度は違いますよね。

 

80年間生きていれば、女子大生3人に声をかけられるのは比較的容易でしょう。

特に何もしなくても、目標は達成されると思います。

 

しかし、1日であればどうでしょうか。

何もしなくても声をかけられる可能性は、期間が80年間と比べては低くなるのではないでしょうか?

 

声をかけられるためには、何か行動を起こす必要がありそうですよね。

 

このように、

期限が違えば、取るべき行動も変わっていくのです。

もっと言えば、期限が決まっていないと何をするべきなのか考え始められないのです。

 

 

*筆者であれば、1日と設定すると思います。

1日で3人の知らない女子大生から声をかけられるのは、そこそこハードルが高いと思いますので、議論のしがいがでてくるからです。

 

 

ここまでのまとめ

 

議題:モテるにはどうすれば良いか

議題:交友関係のない女性大生に男子大生である自分自身が3回大学内で声をかけられるにはどうすれば良いか(期限:1日)

 

 

5.最後は定義の因数分解

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これで定義を考える段階の最後となります。

最後は、目標をきちんと因数分解しておきましょう。

 

多くの就活生は、この因数分解ができていないため、

議論が浅いまま終わってしまいがちです。

 

しかし、有名外資などを通過する就活生は、

この過程をきちんと経ることができています。

 

 

と言われても、よくわからないと思いますので、

説明して行きますね。

 

 

・声をかけられるために必要な要素を細かく分けよう

 

 

現在の議題は、下記のようになっています。

女子大生に男子大生である自分自身が3回大学内で声をかけられるにはどうすれば良いか(期限:1日)

 

上記を簡単に言うと、

女性から声をかけられる確率をいかにあげるか

となります。

 

で、ここで因数分解です。

女性から声をかけられる確率

はさらに細かく分解することができるのです。

 

因数分解1

 

まず1段階目!

 

声をかけられる確率

=(出会う女性の多さ)×(声をかけようと思う割合の高さ)

だと考えられると思います。 

 

(出会う女性の多さ)×(声をかけようと思う割合の高さ)それぞれを大きくする行動を取れば、声をかけられるという結果が得られるはずです。

 

因数分解2 

 

大手外資などを通過したい方はもうワンランク分解できると良しです。

次のようになります。

 

声をかけられる確率

=(出会う女性の多さ)×(声をかけようと思う割合の高さ)

={(オフラインでの接触)or(オンラインでの接触)}×{(声をかけるインセンティブを与える)or(声をかける心理的ハードルを取り除く)}

 

出会う女性の数を増やすためには、

直接出会うオフラインでの接触と、ライブ配信など、オンラインでの接触に分けられます。

 

また、

声をかけたいと思う割合を増やすためには、

声をかけるインセンティブを与える方法と、

心理的なハードルを下げる方法の2つに分けることができます。

 

それぞれを向上させることができれば、

女性から声をかけられるという結果が手に入るというわけなのです。

 

少し細かいですが、

上記ぐらいまで、話を進められると非常に議論がスムーズに進められるようになります。

 

なかなか複数人が集まると、ここまで綺麗に定義づけるのは難しいと思いますが、

目指すべきなのはこのレベルの定義ということは覚えておきましょう。

 

 

*定義付けの段階がGDの中で最も重要なパートです。

この部分が一番腕の見せ所なので、集中しましょう。

 

因数分解の他の例をあげると、利益であれば以下のようになります。

 

利益

=売上-コスト

=(販売数×単価)-(変動費×固定費)

 

細かいですが、上記のように物事を分解できる考え方を持っておくと、GDは優位に進めることができます。

 

 

これで、どんなアイデアをだすべきかの枠ができたと思います。

ここまでが一番大変なので、頑張りましょう。

 

 

ここまでのまとめ

  

議題:モテるにはどうすれば良いか

議題:交友関係のない女子大生に男子大生である自分自身が3回大学内で声をかけられるにはどうすれば良いか(期限:1日)

=声をかけられる確率をあげるにはどうすれば良いか

=(出会う女性の多さ)×(声をかけようと思う割合の高さ)

={(オフラインでの接触の多さ)or(オンラインでの接触の多さ)}×{(声をかけるインセンティブの多さ)or(声をかける心理的ハードルの少なさ)}

 

③アイデアだし

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次は、アイデアを話し合う時間です。

 

先ほど、定義付けた議題に対して、

どのような施策を打っていくことが最適なのか、

思い思いのアイデアを共有しましょう。

 

し・か・し

 

正直な話、ここはそこまで重要なポイントではありません。

適当に楽しみましょう。

それいいね!と笑顔でいるくらいで十分だと思います。

 

 

とはいっても、何かアドバイスくれ!と思われる方も多いと思いますので、軽く述べて行きますね。

 

女性 or 口数の少ないメンバーに話を振ろう

 

このアイデア出しでは、女性か口数が少ないメンバーに話を振ると良いです。

 

定義決めは、重要なパートなので、

 

トンチンカンな話をブッ込まれると、議論が破綻してしまいますが、

アイデア出しの段階では、議論がひっくり返ることはほとんどありません。

 

なので、ここでは女性 or 口数の少ないメンバーに話を振り、

場の雰囲気を和気あいあいとすることに集中しましょう。

 

そうすることで、チームとうまくコミュニケーションが取れる人材だと

採用担当者に思ってもらいやすくなります。

 

また、

アイデアだし、つまりこういうのあったらいいよね!と感じる感性は女性の方が断然上なので、こういう場面は女性に任せておいた方が楽に議論が進んで行きます。

 

なので、「それいいね!」「おもしろいね!」みたいに 女性が気持ちよく話せるような環境作りに徹しましょう。

  

女性の方は、話しましょう。(笑)

 

 

軽ーくグループ分けをしておこう

 

アイデア出しの時は、適当でいいとは言うものの

少しは意識しておくべきことは、メンバーの発言をグループ分けしておくことです。

 

というのも、

アイデア出しの時間は、議論の前半で定めた定義に基づいて進行しています。

 

なので、定義から逸れた発言はさりげなく取り除き、

どの施策がどの要素の向上につながるのか分けておくべきなのです。

 

 

「あー、それは(出会う女性の多さ)の向上につながるね」

「それは(声をかけようと思う割合)の向上のための施策だよね?」

そのように、確認しながら進めておくと後が楽になります。

 

と言われても分かりにくいと思いますので、一緒に予想される

アイデアをみていきましょう。

 

 

 

・(出会う女性の多さ)を増やすための施策

 

オフライン

→人数の多い授業を受ける

→下着メーカーの学内説明会に行く(女性が多い)

→女性の割合の高い授業を受ける(語学系など)

 

オンライン 

→発信活動を行い認知度の向上を図る(twitter,youtubr,instagram,showroomなど)

 

 

・(声をかけようと思う割合)の向上のための施策

 

声をかけるインセンティブ

→見かけを整える(声をかける動機)

→流行の髪形にする→美容院に行く

→流行の服装にする→服を購入しに行く

→背を高く見せる→厚底の靴を履く

→大学のSNSアカウントで「男性に声をかけるべし。」のような占いを発信してもらう

 

声をかけるハードルを下げる

→1人でいる(大勢だと声をかけづらいという心理が働くなど理由付けを)

→グループワークのある授業を選択する 

 

上記のように、メンバーの発言が一体どの要素の向上に関係しているのか、

軽く質問したり、紙に図を書きながら整理していくと良いです。

 

定義から外れた発言が出た際には、

前提条件がこうだから、最適ではないよね。とやさしーく諭すようにしましょう。

 

ここまでのまとめ 

 

アイデア出しは、ノリでOK!

 

④比較・検討

 

いよいよ後半に入ってきました。

比較・検討の段階では、アイデア出しの段階でたくさんの施策の中で、

最適な施策はなんなのか比較していきましょう。

 

もちろん、施策は1つに絞らなくても良いですが、

それぞれに優先順位を付け、理由が説明できると、説得力のある結論となります。

 

・比較すると結論は案外単純な場合も

 

ってなわけで、比較していきたいのですが、

その前に議題を1度振り返っておきましょう。

 

議題:モテるにはどうすれば良いか

議題:交友関係のない女子大生に男子大生である自分自身が3回大学内で声をかけられるにはどうすれば良いか(期限:1日)

 

 

上記の目標を達成するという目線で、

アイデアをみて行くと以下のようになります。 

 

・(出会う女性の多さ)を増やすための施策

 

オフライン

→人数の多い授業を受ける

→下着メーカーの学内説明会に行く(女性が多い)

→女性の割合の高い授業を受ける(語学系など)

 

オンライン 

→発信活動を行い認知度の向上を図る(twitter,youtubr,instagram,showroomなど)

 

・(声をかけようと思う割合)の向上のための施策

 

声をかけるインセンティブ

→見かけを整える(声をかける動機)

→流行の髪形にする→美容院に行く

→流行の服装にする→服を購入しに行く

→背を高く見せる→厚底の靴を履く

→大学のSNSアカウントで「男性に声をかけるべし。」のような占いを発信してもらう

 

声をかけるハードルを下げる

→1人でいる(大勢だと声をかけづらいという心理が働くなど理由付けを)

→グループワークのある授業を選択する 

 

 

 

「女性の割合の高い」かつ「グループワークのあるもの」授業を1日で3回選択すれば、

交友関係が無くとも1日で3回以上、女性から声をかけられるのではないでしょうか?

 

もっと、具体的にして

英語(スペイン語やフランス語でも良い)の授業を1日に3コマ受ければ、

グループワークがあるので必ず女性から3回以上声をかけられる。

 

としても良いかもしれませんね。

 

少し、シンプルすぎるかもしれませんが、

きちんと定義ができていれば比較・検討もスムーズに行くことが多いのです。

 

 

 

⑤まとめ 

 

これが最後です。

これまで出したアイデアで求める結果が本当に出るのか考えましょう。

 

と言いたいところですが、データが渡されている場合以外では、

きちんと数字を使って証明することは難しいので、

これまでの話を理由づけて話せればオッケーです。

 

具体的な発表内容を最後に、提示しておきますね。

 

定義

お題は「モテるためにはどうするべきか」とあったが、

私達はそれを「男子大生が校内で交友関係のない女子大生3人に1日で声をかけられるためにはどうしたら良いか。」と定義した。

理由

→なんちゃらなんちゃら

 

因数分解

 

また、モテる=学内で1日3人以上に声をかけられるための方法論を話し合ったときに

「声をかけられるための要素=(出会う女性の多さ)×(声をかけようと思う割合)」と分解した。

 理由→なんちゃらなんちゃら

 

具体的施策 

 

具体的には

(出会う女性の多さ)を増やす方法:

(声をかけようと思う割合)の向上の方法:があげられる。

理由→なんちゃらなんちゃら

 

まとめ

 

結果、

実現可能性が最も高いのは、

語学系の授業を1日に3コマ受講することという結論に至った。

 

具体的な数値が無い状態だったので、本当に3人から声をかけられるのかというと断言できないが、上記を実行すれば、その確率は高まると考えている。

 

 

みたいな感じですかね?適当すぎました?(笑)

 

まあ、多分このくらい考えられたら大体の企業は通過しますよ!

頑張ってくださいね(笑)

 

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関連記事:【その場で内定?】関関同立・MARCHの就活生が、内定直結型の選考イベントに参加するべき理由

 

 

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関連記事:「大手企業社員が推薦する」大学生のうちに読んでおきたい本9選

 

目次:大手企業から内定を得た私が考える「就活で必要な50のこと」