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【新入社員向け】社会保険の一部「健康保険」について知っておくべき9つのこと

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書いた人:タナカユウ(@tanakayu30

 

 

健康保険のことちゃんと理解してる?

 

 

社会保険の一部なのですが、あなたの給与が額面よりも少なくなっていることの理由の一つに「健康保険」があげられるのです。

 

そんな月々あなたが支払っている「健康保険」ですが、正しく理解できているでしょうか?

 

月々あなたはいくら負担していて

費用はどんなふうに決定されて

健康保険でどんなメリットを受けられるのか

 

などなど、勝手に会社が手続きをしてくれているから気にしないことが多いですよね。

 

しかしながら、

お金払ってるのに正しく理解していないことから、得する制度を利用できていなかったりしている方が非常に多いのが現実です。

 

せっかく利用できる制度なんだから、理解して賢く利用できる側になりたいですよね。

 

ってなわけで解説して行きますので、良かったら見て行ってくださいね。

 

 

 

 

社会保険の一部「健康保険」について知っておくべき9つのこと

 

 

①健康保険とは社会保険の一部である

 

 

まずはこれ!健康保険は、社会保険の一部です。

 

多くの方は額面よりも、3割ほど手取りが少ないと思いますが、それは社会保険としての費用を収めていることが1つの原因です。

 

似たような保険に、労働保険と呼ばれるものもあるので、一緒に紹介しておきますね。

 

労働保険(以前の労働省が担当)

 

ー雇用保険(失業した際、給付してもらえる:会社が納めている)

ー労災保険(労災が起こった際に治療費を受け取れる:会社が納めている)

 

社会保険(以前の厚生省が担当)

 

ー健康保険(医療費を受け取れる:会社と自分で半分ずつ収める)

ー厚生年金保険(60歳以降年金を受け取れる(現在は月々15万円ほど):会社と自分で半分ずつ納める)

ー介護保険(介護サービスを使用する際お金を受け取れる:40歳以降保険料を納める必要あり)

 

(*現在は労働省、厚生省が合併しており、厚生労働省として労働保険、社会保険を担当しています。)

 

社会保険といっても、いっぱい種類があるのです。

 

今回は、「健康保険」に絞って解説して行きますね。

 

 

②国民健康保険(無職、フリーランス、自営業者)と健康保険(会社員)は異なる

 

 

健康保険といっても、フリーランスの方などが入る国民「健康保険」と、会社員が入る社会保険内の健康保険があります。

 

会社員であるあなたは、後者の健康保険に加入しています。

 

また、健康保険の中にも2種類あるのです。

 

協会けんぽ(中小企業に多い)と組合健保(大企業に多い)です。

 

両者の違いはと言いいますと、保険料です。

受けられるサービスは同じですが、支払う金額が違うのです。

 

 

協会けんぽ

保険料率:9.63%~10.61%の範囲。都道府県によって異なる(2018年度)

 

組合健保

保険料率:3%~13%の範囲で健保組合ごとに設定して良い。(多くの組合では、協会けんぽよりも、少し安い7%~9%程度に保険料率が設定されている。)

 

保険料は会社と折半ですので、仮に8%なのであれば、自己負担額は4%ということになります。

 

やはり大企業は社員が多いので、1人あたりの料金は安く抑えられるのだと思います。

 

 

③保険料は、4,5,6月の平均収入で決まる。だから残業しない方が得

 

これは、覚えておいて欲しいのですが、

 

で、具体的にどんな方法で負担金額が決まってくるの?

という話ですが、下記の式で表すことができます。

 

「健康保険料の支払額= 標準報酬月額 × 保険料率」

 

保険料率は先ほどお話ししましたが、標準報酬月額がどのように決まるのかといいますと、4〜6月の基本給+残業手当+通勤手当などを含めた給与の平均です。

 

つまり、標準報酬月額=(4月の給与+5月の給与+6月給与)÷3

 

例えば、月収が20万円、25万円、30万円とするのであれば、標準報酬月額=25万円となります。

 

保険料率が8%と仮定すれば、

自己負担額=25万円×8%÷2(会社が半分負担のため)=1万円

 

この金額が1年間続きます。

 

なので、この期間に残業を沢山して平均給与が高くなれば、1年間高い保険料を払い続けねばなりません。

 

反対に言えば、4,5,6月の間残業をせずに平均給与を下げることができれば、年間で支払う保険料の総額を下げることができるというわけなのです。

 

なので、お忙しいことが多いとは思いますが、

できるのであれば、4月〜6月は残業はせず、7月以降に残業しましょう。

 

 

で、ここまでは健康保険の概要と、負担額の決まり方について書いてきましたが、

これからは具体的にどんなメリットがあるのか説明して行きますね。

 

 

④加入していれば、ほとんどの医療費が3割負担で済む(法定給付)

 

これは多くの方が、ご存知だと思いますが、

健康保険に加入していれば、病院で治療を受けた際に3割負担で済みます。

 

 

病院での治療費が1万円かかったとしても、負担する額は3割の3000円となります。

 

法定給付と言われるものです。

 

 

⑤高額医療補償制度が利用できる

 

 

あと、高額医療保障制度は必ず知っておいた方がいいです。

 

 

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(引用:医療費が高額になったとき | 保険給付ガイド | ホンダ健康保険組合

 

組合健保の例として、ホンダであれば、26万円以下の収入の方は限度額が5万7600円 となっています。

 

国民健康保険加入の方であれば、限度額が8万円程度になることが多いですので、

ここでも、社会保険で健康保険で加入していることがメリットとなっています。

 

 

⑥組合健保(大企業)であれば、付加給付制度が利用できる 

 

社会保険には、協会けんぽ(中小企業)と組合健保(大企業)があるとお伝えしました。

 

全然知られていませんが、組合健保に加入している方は付加給付制度というものを利用できるのです。

 

これは、絶対知っておいた方がいいです。

 

(*国民健康保険・協会けんぽ(中小企業)の方は利用できませんので、ご注意ください。)

 

よくわからないと思いますので、以下の図を見てください。

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(引用:医療費が高額になったとき | 保険給付ガイド | ホンダ健康保険組合

 

つまり、2万円以上は月々医療にかからないということです。

 

 

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(引用:医療費が高額になったとき | 保険給付ガイド | ホンダ健康保険組合

 

 

なので、月収26万円以下の方が

仮に100万円の治療費がかかったとすれば、

 

法定給付によって3割負担で良いので、

支払額は100万円×30%=30万円となり、

 

高額医療補償制度によって、

自己負担額は、5万7600円までですので、24万2400円(30万円-5万7600円)が協会けんぽor組合健保から支給されることになります。

 

そして、組合健保に加入している方は

付加給付制度を利用すれば、自己負担限度額が2万円ですので、

 

5万7600円−2万円=3万7600円は組合健保(国民健康保険、協会けんぽはこの制度はない)から支給されるということになります。

 

なので、組合健保に加入している方は医療費は最大で2万円なのです。

 

なので、あなたが組合健保に加入している方であれば、

これだけ厚い保障を受けられるのにも関わらず、民間の医療保険に加入しているのは勿体無いです。

 

もし、そうなのであればすぐ解約をお勧めします。

 

*企業ごとに付加給付制度の金額は変わってきますので、調べておきましょう。一般的に2万5000円ほどのことが多いです。

 

 

⑦傷病手当金が受給できる(国民健康保険にはこの制度はありません)

 

 

で、これも覚えておいて欲しいのですが、

 

健康保険(協会けんぽ・組合健保)に加入している方は、

怪我や病気で、働けない時、収入の2/3を最長1年6ヶ月支給してもらえます。

 

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引用:病気やケガで会社を休んだとき | 健康保険ガイド | 全国健康保険協会

 

 

そのため、よく「働けなくなった時のリスクに備えましょう。」といった保険のCMがよく流れてきますが、あれは国民健康保険加入者向けのものです。

 

健康保険(協会けんぽ・組合健保)に加入している方はすでに働けなくなった時のリスクに備えられていますので、ああいった保険には加入しなくても大丈夫です。

 

 

⑧20代は負担額>受取額

 

 

で、年間結局新入社員をはじめとする20代会社員はどれだけの保険料を支払っており、それは受けられるメリットと釣り合っているのでしょうか?

 

一緒に見て行きましょう。

 

「健康保険料の支払額= 標準報酬月額 × 保険料率」

 

健康保険(協会けんぽ、組合健保)であれば、支払額は会社と折半ですので、

 

「自己負担額=標準報酬月額 × 保険料率÷2」となります。

 

標準報酬月額=25万円、保険料率が8%と仮定すれば、

自己負担額=25万円×8%÷2(会社が半分負担のため)=1万円

 

つまり、年間12万円保険料を支払っているわけです。

 

では、保険料12万円という額は我々が受け取るメリットに見合っているのでしょうか。

 

結論としては、保険料>享受できるメリットであることが現実です。

 

なぜなら、20代の方はほとんど医療費がかかっていないからです。

 

と言われてもよくわからないと思いますので、一緒に年代別医療費を見て見ましょう。

 

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引用:年齢階級別1人当たり医療費(平成22年度)(医療保険制度分) - 厚生労働省

 

少しデータが古いものになっておりますが、20〜24歳まで7.0万円/年、25〜29歳まで8.8万円です。

 

つまり、様々なメリットのある健康保険ですが、

20代は実際にかかる医療費(7万円〜9万円)よりも多く保険料(12万円)を納めていということは知っておきましょう。

 

実費で支払っても10万円未満/年の支払いになっている場合がほとんどなのです。

 

考えて見てください。

病院に行って年間10万円(負担額3万円)も使いました?

 

多くの人は使ってないと思います。

つまり、我々20代は支払わされすぎているということなのです。

 

そこは知っておきましょう。

 

 

⑨海外転出届を出せば、抜けられる

 

 

で、もし私健康だし、保険料払いたくないな。

もし病気になったら、実費で払うよ。と考える方も中にはおられると思います。

 

そんな方は、健康保険を抜ける方法ってないのかな?と考えたりしますよね。

(私は考えました。) 

 

結論としては、海外に転出することです。

 

まず、会社員の方であれば、健康保険(健康けんぽor組合健保)に加入していると乙あてしましたよね。

 

あなたが退職することになれば、健康保険から国民健康保険に切り替えねばなりません。

 

そして、お住いの地域の市役所に海外に転出することを伝えましょう。

国民健康保険証を持っていけば、手続きをしてくれます。

 

 

ノマドワーカーと言われる、場所を選ばずにパソコン一つで仕事をしている方は、

海外転出届けを出し、クレジットカードの保険や、新たに民間の保険に入ったりしています。

 

その方が費用を抑えられるからです。

 

もし、保険料支払いたくない、抑えたいと思われるのであれば、

海外転出を一考に入れて見てはいかがでしょうか?

 

 

まとめ: 社会保険の一部「健康保険」について知っておくべき9つのこと

 

 

①健康保険とは社会保険の一部である

 

②国民健康保険(無職、フリーランス、自営業者)と健康保険(会社員)は異なる

 

③保険料は、4,5,6月の平均収入で決まる。だから残業しない方が得

 

④加入していれば、ほとんどの医療費が3割負担で済む(法定給付)

 

⑤高額医療補償制度が利用できる

 

⑥組合健保(大企業)であれば、付加給付制度が利用できる 

 

⑦傷病手当金が受給できる(国民健康保険にはこの制度はありません)

 

⑧20代は負担額>受取額

 

⑨海外転出届を出せば、抜けられる