書いた人:タナカユウ(@tanakayu30)
目次:新入社員がお金の勉強をしたいと思ったら知っておくべき30のこと
クレジットカードって使ったほうがいいの?
就職活動を終えて、初めてカードを作ったという人も多いはず。
クレジットカードでお買い物なんて、なんだか大人になった気分になりますよね。
ですが、そんなクレジットカードですが、メリットもあればデメリットもあります。
なので、今回はクレジットカードを使用する上でまず知っておきたいことをまとめてみました。
良かったらみていってくださいね。
【新入社員向け】クレジットカードを使用する際に知っておくべき7つのこと
①クレジット払い(キャッシュレス)の方が、現金払いよりもお金は貯まりやすい
まず、最初がこちら!クレジット使った方がお金は貯まりやすいと言うことです。
クレジットを使い始めるにあたって、なんだか使い過ぎてしまいそう。
現金払いの方がなんだか安心。と言うことでクレジットカードの使用をためらっている方も多いのではないでしょうか。
しかし、JCB「キャッシュレスとデビットカード利用意向に関する実態調査2018」によると、
昨年1年間に増やせた貯蓄額はキャッシュレス派(87.6万円)が現金派(平均59.9万円)の2.7倍であるとの結果が出ました。
理由は諸説ありますが、クレジットカードのように便利なツールの仕組みを理解して賢く利用した方達のほうが、お金に対するリテラシーが向上し、結果的にお金がたまっていくと言うことなのです。
なので、クレジットはダメだ!と言う偏見を捨て、まずはクレジットの仕組みを理解して行きましょう。
②クレジットは利用すれば、ポイントが付く。全ての支払いはクレジットにしよう
次は、こちらです。
クレジットカードを利用する大きなメリットとして、支払いに対してポイントが付くことが挙げられます。
多くの場合、支払いに対して1%程度の場合が多いので、その場合の得られるポイントを見てみましょう。
例えば、月々10万円の支出がある場合
10万円/月×1%=1000円/月
120万円/年×1%=1.2万円/年
10年間であれば、12万円をポイントとして受け取ることができます。
覚えておいて欲しいのは、この12万円はあなたが現金払いをしていれば得られなかったであろうお金です。
12万円あれば、ちょっとした旅行や美味しいものを食べにいけますよね。彼氏彼女にプレゼントだって買ってあげられるでしょう。
そのために、必要なのは日々の支払いをクレジットに変更するだけです。
やりましょう。
また、このポイントはクレジットで使用する額が大きければ大きいほど、もらえるので
日々の支出をできるだけクレジット払いで統一すると楽にお金(ポイント)を得ることができるようになります。
③金利が付かない借金は、クレジット払い以外にまずない
覚えておいて欲しいのが、クレジット払いは「借金」です。
使用すれば翌月以降、支払いをする義務が生まれます。
そこは知っておきましょう。
しかし、ながらクレジット払いには他の借金に比べて非常に優遇されていることがあります。
それが、金利がかからないことです。
奨学金、自動車ローン、住宅ローンなど様々な場面で、お金を借りるということが発生することがあると思いますが、その全てに金利が発生します。
例えば、100万円を借りれば、105万円(5万円が金利)で返さねばならない。という具合にです。
ですが、クレジット払いではその金利が発生しないのです。
100万円を借りても(クレジットで支払う)、翌月以降支払わなければ行けないのは、
100万円です。
むしろ、ポイントだってもらえてしまうのです。
金利がかからずにお金を借りられるというのは、クレジットカードでしか享受できないメリットです。覚えておきましょう。
④一括、分割、ボーナス払い選ぶべきなのはボーナス払い
クレジットカードって支払い方が色々あって、何を選択すべきなのかわかりにくい。と使い始めた方であれば、思うこともありますよね。
ここでは、そんなあなたに最も良い支払い方をお伝えしますね。
結論としては、ボーナス払いが1番賢い支払い方です。
賢い支払い方はボーナス払い>分割払い(2回)>一括払い
「今手元にある100万円」と「明日手に入る100万円」の価値の違い分かってないヤツ多すぎ で詳しく解説してありますが、今手元にあるお金と未来のお金とでは現在のお金の方が価値が高いです。
ボーナス払いであれば、最大9ヶ月間支払いを先延ばしにできます。
分割払い(2回)であれば、1ヶ月ごと、2ヶ月後で半分づつ
一括払いは、1ヶ月後に支払日が来ます。
なので、支払いを延期できる期間が長い支払い方がボーナス払い>分割払い>一括払いということから、
選択すべきなのは、ボーナス払いだということです。
スーパーやコンビニなどボーナス払いを選択できない店舗は多くありますが、できるところでは選択しましょう。
*ちなみに、ユニクロではボーナス払いは使用できます。
⑤分割は3回払い以上、キャッシング、リボ払いはアウト
で、こちらも絶対に押さえておいて欲しい点です。
分割で3回払い以上、キャッシング、リボ払いは絶対にしてはいけません。
なぜなら、上記3つの支払いによって生じる金利が非常に大きいからです。
参考までに、三井住友ビザカードでのそれぞれの金利を載せておきますので参考にしてみてくださいね。
分割払い(3回払い以上)
キャッシング
引用:キャッシングリボ|クレジットカードの三井住友VISAカード
リボ払い
引用:リボ払いのメリットやご利用方法|クレジットカードの三井住友VISAカード
だいたい15%くらいの金利が多いみたいですね。
新入社員の方であれば、年利15%ってどれくらいのものなの?
そもそも大きいの?と思われると思いますので、解説しますと、
年利15%とは、
100万円が1年後に115万円
1000万円が1年後に1150万円
1億円が1年後に1億1150万円になる金利です。
1億円借金したら、1年後に1150万円借金が増えているんですね。
そして、年間150万円以上返済ができないと、借金の元本が減らず
どんどん借金が膨らんで行くわけなのです。
そうならないためにも、これら3つは絶対にやってはいけない支払い方です。
*勉強のために、少額1万円ほどで試してみるのは良いと思いますよ。
⑥カード払いの方が現金払いよりも、支出は多くなりがち
これも事実なので、押さえておいて欲しいことです。
精神科医のデビッド・クルーガー博士の『「お金」のシークレット―人生を変える“感情”と“お金”の法則(三笠書房)』によると、クレジットカードを使うと、現金支払いに比べて支出が23%ほど増えるそうです。
これは、お金を使っているという感覚が麻痺してしまいやすいからです。
それは、知っておきましょう。
しかしながら、「①クレジット払い(キャッシュレス)の方が、現金払いよりもお金は貯まりやすい」でも、説明しましたが、
クレジット払い(キャッシュレス)をしている方の方が、貯蓄額の増加額が多いというデータがあります。
それはなぜなのでしょう?
クレジットを使うと支出が多くなる。
でも、貯蓄増加額はクレジットを使っている人の方が上。
なぜなんでしょう。
これは主観ですが、クレジットカードを使う人は、そうでない人に比べてお金へのリテラシーが向上するからだと考えています。
クレジットカードを使えば、マネーリテラシーが向上する
というのも、多くの現金払いを好む人のクレジットカードを使用しない理由は
以下のようなものが挙げられます。
「これまで現金で支払ってきたし」
「なんか使い過ぎてしまいそうだし」
「なんか危なさそう」
これらに共通しているのは、不明確な部分を明確にしていないというところです。
クレジットカードの仕組みを理解しようとしないから、
どんなメリットがあって、どんなデメリットがあるのか、
もし、デメリットがあるのであればそれを防ぐためにはどうすれば良いのか
が分からないままに生きざるを得ないんです。
しかし、クレジットカードを支払いを選択するあなたは、このようにクレジットカードのシステムの理解を深めるために、文章を読み、理解を深めようとするのです。
結果、お金への正しい向き合い方が理解でき、
なんとなく怖かったクレジットカードというものを、うまく使いこなせる側になりメリットを享受して行くということなのです。
なんでもそうですが
試してみたり、理解しようとしない限りは、ずっと怖いままなのです。
クレジットカード(新しいもの)を使用する方々は、分からないことを分からないままにしない人達なのです。
⑦使い過ぎを避けたいなら限度額を調整しよう
最後になりますが、とは言ってもクレジットカードで使い過ぎてしまうのも避けたいと思うこともあるはず。
そんな時は、使用限度額を調整しましょう。
ほとんどのカード会社で、10万円を下限に10万円単位(20万円、30万円、40万円、、)で調整することができます。
浪費ぐせがあるんだよな。と思われる方は、
そもそもそれ以上使用できない設定にしてしまいましょう。
まとめ:【新入社員向け】クレジットカードを使用する際に知っておくべき7つのこと
①クレジット払い(キャッシュレス)の方が、現金払いよりもお金は貯まりやすい
②クレジットは利用すれば、ポイントが付く。全ての支払いはクレジットにしよう
③金利が付かない借金は、クレジット払い以外にまずない
④一括、分割、ボーナス払い選ぶべきなのはボーナス払い
⑤分割は3回払い以上、キャッシング、リボ払いはアウト
⑥カード払いの方が現金払いよりも、支出は多くなりがち
⑦使い過ぎを避けたいなら限度額を調整しよう
お金の知識を身につけるには?
どうでしたか?
少しは、参考になる部分はありましたでしょうか。
最後に、簡単にですがお金について正しい知識を身に付けたい方に向けて
オススメな方法を紹介して行きますね。
本を読もう
まずですが、「本」を読みましょう。
20代は、いやいやお金の勉強って何よ?そもそも。
という状態だと思うので、そんな時はさらっと本を読みましょう。
オススメな本は下記でまとめてあります。
→【新入社員向け】お金の勉強を始めるにあたって読んでおくべき本9選
これらの本を読んで下記の6つの質問に答えられるようになればひとまずOKです。
反対に、今下記の質問に即答できない方は上記の本に一通り目を通すことをオススメします。
・資産家と労働者の違い
・分散投資、集中投資の違い
・インデックス型、アクティブ型等信託の違い
・生命保険は加入すべきか否か
・機会損失とは何か
・評価経済とは何か
また、この他にも【新入社員向け】お金の勉強をしたいと思ったら知っておくべき50のことでお金に関する知識はまとめてありますので、
本はなんだか難しそうと感じる方は、上記の記事に目を通すだけでも
新入社員が知っておくべき金融知識についての理解は深められると思います。
その中で、節約に挑戦したり
「キャリアSIM→格安SIM(LINEモバイル)への変更など」
資産運用にチャレンジすることで
「「WealthNavi」での自動分散投資など」
お金の知識だけでなく、実践力も上げていけるようにしていきましょう。
行き詰まりを感じたら、話を聞きに行こう
で、ある程度の節約や資産運用に挑戦した後にオススメなのが、
お金に関して詳しい方に、話を聞きにいくというものです。
というのも、自分で本で学んで実践していったとしても
理解が浅かったり、腹落ちしていない点も多々出てくると思います。
なので、自分自身の行動を正しく矯正する場として、
人に話を聞きにいくということをオススメします。
といっても誰に話を聞けばいいんだ?となると思いますが、
そんな時は無料で参加できる「お金の教養講座」を利用しましょう。
お金に関してのことって中々聞く機会っていうのはないと思うので、
こういった場を利用して日頃の疑問を解消していきましょう。
講師の方も丁寧な方ばかりで、
こちらが疑問に思ったことに対して、細かく回答してくれます。
もちろん無料ですよ!
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