書いた人:タナカユウ(@tanakayu30)
目次:大手企業から内定を得た私が考える「就活で必要な50のこと」
今日は、面接の中でも最終面接について書いていきたいと思います。
就活生の中にも、1次面接、2次面接は通過するけれども
最終面接になると決まって落ちてしまうという方もおられるのではないでしょうか。
そんな方は志望度を面接官に伝えられていない可能性が高いです。
今回は、そんなあなたへ最終面接にありがちな下記3つの質問に対して
どう答えれば、志望度を伝えられるのか解説していきます。
―第1志望ですか?
ー今内定を出せば就職活動を辞めて頂けますか?
―他にどんな企業を受けているのですか?
上記の質問にうまく答えられずに悩んでいる。
そんなあなたにとってためになる話が書いてあると思います。
よかったら見ていってくださいね。
面接官へ志望度を伝えるための3つのポイント
①まず、最初に「第一志望です!」と言う
②次に、業界の志望理由を言う
③最後に、競合他社と志望企業の違いを言う
簡単に言えば、上記のプロセスを踏めば誰でも志望度を伝えることができます。
これから一つ一つ解説していきますね。
①まず最初に「第一志望です!」と言う
これは当たり前ですが、書いておきます。
第一志望群です。とか正直に第2志望です。とか言っちゃう就活生も結構いますが、
内定が欲しいなら「第一志望です!」は鬼の早さで言いましょう。
面接官「第一、、、、」
あなた「第一志望です!!!!!」
くらいの早さでです。冗談に聞こえるかもしれませんが、本気で言っています。
そのくらいの気持ちで、第一志望であることは伝えましょう。
第一志望であることを伝える大切さは以下の記事で詳しく書いています。
→大手内定を得たいなら、面接では必ず「第一志望です!」と伝えよう
②次に業界の志望理由を言う
次にこちらです。
ある程度の企業になると「第一志望です」と言ったところで、ほんとに?証拠は?と納得してくれないことが多いです。
なので、第一志望ですと伝えたあとに、その理由を補足していきましょう。
まずは、なぜその業界を志望したのか伝えると良しです。
簡単に書くと以下のようになります。
面接官「第一志望ですか?」
あなた「はい!第一志望です!」
あなた「私はこういう経験をしたことから、〇〇がしたいと思うようになりました。それができるのがA業界で、御社はA業界の企業です。だから、御社で〇〇をしていきたいんです。」
〇〇と言われてもいまいちピンとこないと思いますので、
私がPanasonicの面接を受けた際の実際のやり取りも見てもらえたらと思います。
ちなみに、私の志望動機は「日本のBtoC製品を途上国に届ける事で、現地の家事への負担を減らしたい。」でした。そのことを踏まえて読んでくださると分かり易いと思います。
志望動機のESは以下で公開しています。
具体例
面接官「第一志望ですか?」
わたし「はい!第一志望です!」
わたし
「私は、様々な国を訪れる中で日本製品が世界中で使われていることを知り、感銘を受けました。
その経験から、自分の与えた影響を世界のどんな場所であっても実感できる環境で働きたいと思うようになりました。
そのため、人の目に触れる機会の多い製品BtoC製品を扱う電機メーカーを志望しています。御社であれば、そういった環境で働けると思いました。」
簡単に書けば上記のような感じです。参考にしてみてください。
最後は、もう少し詳しく何故御社でないといけないのか、他者と比べて説明できるようにしましょう。
③競合他社と志望企業の違いを言う
最後は、こちら②の段階で終わってしまうと少し考えが浅いなと取られることが多いと思います。
なので、競合他社と比べて、なぜ御社を選ぶのかということも付け加えられると志望度をより伝えられます。意識しましょう。
他にどんな企業を受けているのですか?には競合他社を答えよう
これも覚えておきましょう。
就活生に多いのが、この質問に馬鹿正直に答えてしまって落とされるパターンです。
例えば、幅広く受けています。人材や銀行、メーカー、コンサルティング会社も受けています。とか言ってしまうパターンです。
もちろん、面接官を納得させうる理由があるのであれば、大丈夫なのですが、多くの場合はこの答えはナンセンスです。
なぜなら、上記の答えからは志望度が感じられないからです。
「幅広く受けています=受かればどこでもいい」と面接官には伝わります。
なので、そうならないように、どんな企業を受けているかと聞かれれば競合他社を答えましょう。
銀行なら、三菱東京UFJ、みずほ銀行、三井住友銀行
人材なら、リクルート、インテリジェンス、パソナ
みたいなね。
上記のように答えれば、銀行に興味があるのは確かなんだな。人材に興味があるのは事実なんだな。と受け取ってもらえます。
*もちろん、競合他社でなくても何か共通項が見当たるものであれば全然大丈夫です。
簡単に書けばこうなる
競合他社と比べて、志望企業が一番であることを伝えられる受け答えを
簡単に書けば以下のようになります。
面接官「他にどんな企業を受けていますか?」
あなた「A社とB社を受けています。」
面接官「弊社を含めて、全ての企業から内定が出たらどうしますか?」
あなた「もちろん御社に入社します。」
あなた「私は、〇〇がしたいと思っています。」
「しかし、〇〇を実現するにあたって、A社には△△な問題があり、B社には××という問題があります。なので、御社と言う□□な場所で〇〇の実現に挑戦していきたいんです。」
つまり、競合他社には無い良さを志望企業は持っていると伝えるわけです。
ただ、注意してほしいのはただ企業を褒めるだけではないということです。
企業のある部分が、自分のやりたいことの実現に必要なんだ。という言い方をしましょう。
まあ、とは言っても伝わり難いと思いますので、
私がPanasonicの面接を受けた際の実際のやり取りも見てもらえたらと思います。
具体例
先ほども言いましたが、私の志望動機は「日本のBtoC製品を途上国に届ける事で、現地の家事への負担を減らしたい。」でした。そのことを踏まえて読んでくださると分かり易いと思います。
志望動機のESは以下で公開でしています。
で、私はPanasonicの面接時には、Canon、カシオ計算機を他に受けていると言っていました。
なので、簡単に企業のHPで調べられることをざっとあげていくと、
売上、純利益、海外売上比率、扱っている製品、BtoC対BtoBの割合、自己資本比率、特許取得数。こんくらいかな。で、表にしたものがこれです。
Panasonic(2017年) |
|
|
売上 |
7兆8000億円 |
|
純利益 |
1600億円 |
|
国別売上比率 |
日本50%、米州18%、欧州8%、アジア13%、中国11% |
|
海外売上比率 |
50% |
|
扱っている製品 |
テレビ、エアコン、太陽光パネル、リチウムイオン電池、プロジェクターなど |
|
BtoC対BtoBの割合 |
30:70 |
|
自己資本比率 |
26.3% |
|
特許取得数 |
1435件(日本)1474件(米国) |
|
*特許取得数はパナソニックIPマネジメントの登録数 |
|
|
Canon(2016年) |
|
売上 |
4兆200億円 |
純利益 |
1800億円 |
国別売上比率 |
日本23%、米州27%、欧州25%、アジア・オセアニア25% |
海外売上比率 |
78% |
扱っている製品 |
カメラ、複合機、ビデオカメラ、プリンター、ネットワークカメラ、医療機器など |
BtoC対BtoBの割合 |
30:70 |
自己資本比率 |
45.7% |
特許取得数 |
1796件(日本)4134件(米国) |
Casio(2017年) |
|
|
売上 |
3200億 |
|
純利益 |
184億 |
|
国別売上比率 |
日本33%、北米12.8%、欧州15.3%、アジア・その他38% |
|
海外売上比率 |
67% |
|
扱っている製品 |
時計、電子辞書、電卓など |
|
BtoC対BtoBの割合 |
82:18 |
|
自己資本比率 |
55.9% |
|
特許取得数 |
300件(日本)約219件(米国) |
|
*米国特許取得数は企業HPより |
|
|
これらを踏まえて、私がどう回答したか見ていきましょう。
面接官「他にどんな企業を受けていますか?」
わたし「Canon、カシオ計算機を受けています。」
わたし
「私は、様々な国を訪れる中で日本製品が世界中で使われていることを知り、感銘を受けました。
その経験から、自分の与えた影響を世界のどんな場所であっても実感できる環境で働きたいと思うようになりました。
そのため、人の目に触れる機会の多い製品BtoC製品を扱う電機メーカーを志望しています。そのためBtoC製品を扱っているこれらの企業を受けています。」
面接官「弊社を含めて、全ての企業から内定が出たらどうしますか?」
わたし「もちろん御社に入社します。」
わたし「途上国に製品を届ける上で必要なのは、現地の経済発展だと思います。
PanasonicやCanonはBtoC製品だけでなく、売上の半分を担うBtoB製品を通じて現地の経済発展に貢献でき、よりBtoC製品を現地の方へ届けやすい環境があると思っています。
そのため、カシオ計算機は8割以上がBtoC製品とその環境が整っていないため、志望度は低いです。
PanasonicとCanonについてですが、エントリーシートにも書かせて頂いたとおり、私は人々の生活環境の改善に貢献したい思いがあります。
そのため、嗜好品であるカメラやプリンターを扱うCanonよりも、洗濯機、冷蔵庫など現在整っていない途上国の生活環境を改善できる製品を扱っている御社で働きたいと思っています。」
だからPanasonicが第1志望です。とか私の場合は言ってたような気がします。
これが完全ではないですが、参考になれば幸いです。
最後にまとめておきます。
まとめ:(関関同立・MARCH向け)最終面接で、志望度を伝えるための3つのポイント
―第1志望ですか。
―今内定を出せば就職活動を辞めて頂けますか。
―他にどんな企業を受けているのですか。
はじめの質問に戻りますが、これら全部は同じ質問です。
第1志望です。内定が出ればすぐやめます。これらの企業を受けています。
その後に、なぜ御社が第一志望なのか自分の経験とセット話すようにしましょう。
きっと、面接官に志望度は伝わるはずですよ!
今回は以上です。では。
就活を賢く進めるために知っておくと良い話
就活って何をしたらいいかなかなか分かりにくいですよね。
色んな情報に惑わされて身動きが取れなくなることもあると思います。
な・の・で
ここでは、就活を効率よく進めるために必ず知っておくべきサービスを
紹介しておきますね。
まず、MeetsCompany や【digmee】ですが
これらは、内定直結型の選考会に参加できるサービスです。
これらのイベントで、優秀な成績を収めれば
その場で「内定」が出たり、1次選考免除などの「特別選考パス」が付与されます。
1度で複数社から内定を獲得できる可能性もありますので、
忙しい就活生にはおすすめです。
関連記事:【その場で内定?】関関同立・MARCHの就活生が、内定直結型の選考イベントに参加するべき理由
他にも、下記サービスに登録しておけば、効率良く就活を進めることができます。
・キミスカ:人事からスカウトが届き、特別選考を受けられるサービス
・就活ノート:先輩の選考体験を無料で見られるサービス
・ねっとで合説:企業の業務内容から社風まで動画で見られるサービス
合同説明会に何度も足を運ぶのは時間がかかりますので、
使えるツールは賢く使用して、時間を節約しながら情報収集してくださいね。
*「そもそも、就活の進め方・これからのキャリアをどうしていいかわからない。」という方は、
同じ大学出身のOB/OGに話が聞ける「ビズリーチ・キャンパス」 で
先輩たちのぶっちゃけ話を聞くのもオススメです!
関連記事:「大手企業社員が推薦する」大学生のうちに読んでおきたい本9選
目次:大手企業から内定を得た私が考える「就活で必要な50のこと」