【新入社員必見】確定拠出年金の運用商品は「元本変動型:株式:海外(先進国):インデックス型」がおすすめ

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書いた人:タナカユウ(@tanakayu30

 

目次:新入社員がお金の勉強をしたいと思ったら知っておくべき50のこと

 

 

元本変動型:株式:海外(先進国):インデックス型

 

これが、確定拠出年金で選ぶべき運用商品です。

 

 

これからは、なぜ上記の選択が最適なのか解説していくだけなので

 

はい。分かりました。さっそく申し込んできます。という方は帰ってもらっても大丈夫です。

 

って帰る方はそこまでいない(たぶん5%くらいいる)と思いますので、続けていきますね。

 

この記事は新入社員向けに書いていますので、あなたは新入社員なのでしょう。

ということは、入社説明会のようなものが会社で行われたはずです。

 

そこで、確定拠出年金の運用商品は自分で選んでね!とかおそらく言われたのだと思います。

 

 

「え?どうしよう。」

「どれ選んだらいいの?」

「やっぱり元本保証型?」

「投資信託?なにそれ。」

「そもそも確定拠出年金って?」

 

みたいな。

 

突然、確定拠出年金・運用商品・投資信託・元本保証型・変動型

とか漢字ばっか並べられても困りますよね。

 

 

「わけわかんない。」

 

って言うのが本音だと思います。

 

な・の・で 

 

 

今回は、

 

そもそも確定拠出年金とは?という基礎的なところから

 

・元本保証型と元本変動型があるけれど、どちらが良いのか

・株式・債権・REIT・コモデティがあるけれど、どれが良いのか

・国内・海外・新興国どの投資信託が良いのか

・アクティブ型・インデックス型のどちらを選ぶべきか

 

など、具体的な判断基準を解説していきます。

 

良かったら読んでいってくださいね。

 

なんだかよくわかんない。と言う人は何も考えず、

One DC 先進国株式インデックス ファンドを100%で運用でいいと思います。

 

 

 

確定拠出年金の運用商品は「元本変動型:株式:海外(先進国):インデックス型」を選択するべき理由 

 

確定拠出年金とは

 

まず年金には3種類ある

 

まずはこっから勉強していきましょう。

確定拠出年金は年金の一種です。

 

そして、年金は会社員の方であれば3つのものから成り立っています。

 

年金=国民年金+厚生年金+確定拠出年金です。

 

2018年現在は、国民年金5万円、厚生年金15万円ほどが支給されています。

なので、確定拠出年金は月20万円(国民年金+厚生年金)+αの部分であると理解しましょう。

 

図にすると以下のようになります。

 

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まずは、確定拠出年金=年金の一種であるということが分かりました!

理解の第一歩ですね!

 

続いては、確定拠出年金の具体的な制度の内容と、利用するメリットについてさらーっと勉強していきましょう。

 

 

確定拠出年金

 

年金の一部。60歳~受け取りが可能。

国民年金、厚生年金と異なり、企業が拠出したお金を自分で運用する必要がある。

  

メリットとしては以下の2つがあげられます。

 

①企業が掛金を拠出してくれること

→自分自身が支払う必要は無く、会社が一定のお金を出してくれます。

その金額をどのように運用していくか決めていきます。

 

②運用益に非課税であること

 

→一般的に(NISAは別)、株式の売却益には20%の税金がかかります。

しかし、確定拠出年金には売却益に一切の税金がかかりません。

 

例:株式を売却して1000万円の利益が出た時の比較

 

・一般:1000万円×20%=200万円の税金の支払いが必要

・確定拠出年金:1000万円×0%(非課税)=0円

 

200万円もの差が!!!(ー_ー)!!

 

メリットまとめ

 

良くわからなかったら(説明下手でごめんなさい)、

自分で資産運用しないといけない色々メリットがある年金って覚えておけばOK!

 

ここはあんまり詳しくなくても大丈夫です。

  

で、これからは確定拠出年金の運用商品の中でどの商品を選ぶべきなのか。

さっそく答えていきますね。

 

適切な運用商品を選ぶ上で考えるべき4つの問い

 

適切な運用商品を選ぶために必要なことは以下4つの質問に答えていくだけで解決できます。

 

ちょーっと長くなりますが、付いてきてくださいね。

 

質問①元本保証型と元本変動型はどちらが良いの?

質問②株式・債権・REIT・コモデティがあるけれど、どれが良いの?

質問③国内:海外(先進国):新興国があるけど、どれを選べばよいの?

質問④アクティブ型とインデックス型はどちらを選ぶべき?

 

それでは1つ1つ見ていきましょう。

 

質問①元本保証型と元本変動型はどちらが良いの?

 

答え:絶対「元本変動型」

 

まず最初の質問ですが、

運用商品は元本保証型か元本変動型どっちがいいのか

というところを考えてみましょう。

 

これね。皆が最初に悩むポイントなんですよね。

 

「元本保証型ならお金減らないからいいじゃん。」

「せっかく積み立てるのに、減っちゃうなんて嫌だよ。」

 

そういって多くの人は、元本保証型商品を選択するのです。

 

確かにお金が減るのは嫌ですよね。その気持ちは分かるのですが、

元本保証型を選ぶことが損失を生む可能性があるということは知っておいてほしいです。

 

うん?元本が保証されているのに

「損失を生むだと?」「何言っているんだ?」と思われると思うのですが、

少しの時間私が元本保証型を否定する理由3つを聞いてください。

 

元本保証型を否定する3つの理由

 

1.元本保証型はインフレに耐えられない

 

まずはこちら!インフレに耐えられないことです。

 

え?インフレ?なんのこと?

 

と思われると思うのですが、簡単にインフレ=物価が上がること

と覚えてもらってOKです。

 

で、物価が上がるとどうなるのかと言いますと、お金の価値が下がります。

今の100万円の価値と、物価が2倍になった30年後の100万円では持っている価値が異なります。

 

良くわからないと思いますので、以下の図を見てみましょう。

消費者物価指数の推移

 

日本

↑ 消費者物価指数推移(1950年-2017年)(1950年の値を1.00とした時、持家の帰属家賃を除く総合)(全国)(2017年は3月時点までの平均値)
↑ 消費者物価指数推移(1950年-2017年)(1950年の値を1.00とした時、持家の帰属家賃を除く総合)(全国)(2017年は3月時点までの平均値)

*ソース:過去70年近くにわたる消費者物価の推移をグラフ化してみる(2017年)(最新) - ガベージニュース

 

アメリカ

アメリカ1980198219841986198819901992199419961998200020022004200620082010201220142016075150225300単位: 指数
アメリカ
1980 82.38
1981 90.93
1982 96.53
1983 99.58
1984 103.93
1985 107.60
1986 109.69
1987 113.62
1988 118.28
1989 123.94
1990 130.66
1991 136.17
1992 140.31
1993 144.48
1994 148.23
1995 152.38
1996 156.86
1997 160.53
1998 163.01
1999 166.58
2000 172.19
2001 177.04
2002 179.87
2003 184.00
2004 188.91
2005 195.27
2006 201.56
2007 207.34
2008 215.25
2009 214.57
2010 218.08
2011 224.92
2012 229.59
2013 232.95
2014 236.70
2015 236.99
2016 240.01
2017 245.07
 

 

数値はIMFによる2017年10月時点の推計

※基準年=100、年平均値

<出典>

 

 

この2つのデータを見て頂ければ分かると思いますが、

物価は基本的に時間が経つにつれ上がっていきます。

 

つまり、今100円で買えたものが、

時間が経つと200円でしか買えないようになっていくのです。

 

 

明日、1年後、10年後、100年後も経済がインフレ(物価の上昇)していくかぎり、

今のお金の価値>明日のお金の価値となります。

 

つまり、物価が上昇している中で、元本保証商品のようなほとんど利益を得られない場所にお金を置いておく行為は、お金の価値の減少を生むのです。

 

数字は同じでも、実際の価値が変わることがあることは覚えておきましょう。 

 

関連記事:「今手元にある100万円」と「明日手に入る100万円」の価値の違い分かってないヤツ多すぎ

 

2.運用益に非課税というメリットを無駄にしている

 

メリットの欄でも述べましたが、確定拠出年金のメリットは

運用益に非課税ということです。

 

この制度を利用せずに、

株式の売買で利益を得た場合20%の税金を支払わなければいけません。

 

たとえば、1000万円儲かった!→200万円の税金(1000万円×20%)

結果、手元に残るのは800万円です。

 

しかし、確定拠出年金であれば、1000万円の利益がでれば1000万円を受け取れます。

 

もっと言えば、仮に1億円の利益がでれば、

一般の方は2000万円の税金を支払わなければいけませんが、

 

確定拠出年金利用者はその税金の支払いが免除されます。

 

ここが、確定拠出年金を利用する上でとても重要なポイントなのです。

 

し・か・し

 

「元本保証型=リスクをとらない運用」のため、

非課税の恩恵が受けられるような、利益がそもそもでないのです。

 

利益0円にそもそも税金は発生しないのです。

 

非課税であることを生かすべきだ。というのが

元本保証型を否定する理由です。

 

 

3.過去50年間は、元本変動型(外国株式インデックス)が得だった

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引用:Regional Performance Chart - Performance - MSCI



3つめですが、

これまでずーっと、元本変動型の方が利益が元本保証型よりも大きかった。

だから、これからも元本変動型の方がいいんじゃない?という話です。

 

上記は、世界中の株式に投資をするMSCIという指数なのですが、

簡単に言えば、世界経済の推移を表しているチャートです。

 

図を見てもらえれば、わかると思いますが、

グラフは右肩上がりを続けております。

 

過去の1度たりも38年間(22歳⇒59歳)の運用を続けて、

元値を下回っている瞬間はありません。

 

もちろん、今後の世界経済がどうなって行くのかは誰にも分かりませんが、

 

現在世界経済は年3%ずつ成長していますし、

 

少なくとも過去50年間は、元本変動型(外国株式インデックス)を選択していた方が、

元本保証型を選択していた方々よりも多くの利益を手にしていたという事実があります。

 

じゃあ、今から38年後も、

元本変動型(外国株式インデックス)の方がいいんじゃない?っていう予想です。

 

 

 

ってなわけで、質問①元本保証型と元本変動型はどちらが良いの?への答えとしては

 

①元本保証型はインフレに耐えられない

②元本保証型は運用益に非課税というメリットを無駄にする

③これまで、運用益は元本変動型>元本保証型だった

 

上記3つの理由から、元本変動型を選択しよう。です。

 

 

*実は、国民年金もガンガン元本変動型で運用されています。

 

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引用:教えて!年金積立金運用 どのように運用されているの?

 

 

続いては、

元本変動型の中では何を選べばよいのか

 

ということについて書いていきたいと思います。

 

質問②株式・債権・REIT・コモデティがあるけれど、どれが良いの?

 

答え:絶対「株式」 

 

先ほどまでで、元本変動型が元本保証型より優れていることが理解できたと思います。

 

次は、元本変動型の中の商品の中でもどれを選ぶべきなのか

という問いについて考えてみましょう。

 

ちなみに答えは、株式一択です。

 

と言われても、

そもそも株式・債券・REIT・コモディティ何それ。

って方が多いと思いますので、一緒に見ていきましょう。

 

各運用商品の特徴

 

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上記の表が意味わかんないよって人は以下のように覚えておけばOK!

 

債券=「国」に投資する商品((日本の場合)下限金利0.05~)

株式=「企業経済」に投資する商品

REIT=「不動産」に投資

コモデティ=「商品」(水とか金とか穀物とか)に投資する商品

バランス=「債券・株式・REIT・コモデティ」全部に投資する商品

 

で、この中で「株式」が最もおすすめ

  

上記に色々あげましたが、確定拠出年金では「株式」を選択するのが正解です。

なぜなら、期待値が最も大きいからです。

 

説明しますね。

 

下記の図を見て頂けると全てが伝わると思います。

 

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債券は主に国(社債もありますが)に投資するものです。

国とは営利団体ではありませんので、利益を出すために常に奮闘しているわけではありません。

 

そのため、債券は安定性が高い代わりに、大きなリターンを見込めないのです。

 

コモディティは、金やトウモロコシをはじめとする商品に投資するものです。

これらの価格は上下動が激しく、短期売買向けです。

 

株式のように、右肩上がりのグラフを描くものではありません。

そのため、38年間の運用を前提とした確定拠出年金では向かないのです。

 

また、債券・株式(0.1%~)と比べ、手数料が高い(1%超)ことも、長期的なリターンを下げる原因となっています。

 

REITは、不動産に投資するものです。

 

土地の価格は経済発展と強い結びつきがあるので、

株式に投資するのとREITに投資する差は大きくありません。

 

つまり、値動きがREITと株式では似ているのです。

経済発展をしている国の地価が高いことは想像ができると思います。

 

イメージとしてはこんな感じです。

 

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不動産という経済活動の一部分ではなくて、

株式という経済の全体に投資した方が間違いが無いということです。

 

だから、株式一択

 

ってなわけで、最もリターンが見込め、

長期の安定性が高い株式を選ぼうねというお話でした。

 

質問③国内:海外(先進国):新興国があるけど、どれを選べばよいの?

答え:海外(先進国)を100%の割合で持つのが最も賢い選択

 

これまでで、

 

元本変動の良さ

その中でも株式を選択することの良さ

 

は理解して頂けたと思います。(よくわからんわい。と思ってる方ごめんなさい。)

 

けど、元本変動型である株式の中でも、

国内・海外(先進国)・新興国があるけど、どれが良いんだ?

 

全部一緒か?違うのか?みたいな思いがあると思いますので、

そちらを解説していきますね。

 

で、先ほども述べましたが、

結論としては海外(先進国)株式を100%の割合で持つのが最も賢い選択となります。 

 

つまり、新興国や日本の株式は買わないで下さいね。って話です。

 

まず、なぜ海外(先進国)株式を100%の割合で持つのが最も賢い選択のか書き、

その後、日本・新興国はなぜ勧めないのか解説していきます。

 

1.なぜ海外(先進国)株式を100%の割合で持つのが最も賢い選択なのか

 

それは、海外(先進国)株式を100%=世界経済に投資することと同義で、

それが最も安全性が高く、かつ高リターンを見込めるからです。

 

先ほども述べましたが、現在世界経済は3.1%/年で成長をしています。

(引用:OPEC非加盟国も増産に合意、規模は不透明 | ロイター

 

つまり、経済の成長がこれからも続いていくのであれば、

全世界の企業全てに投資すれば、資産は増えていく(年3%)ということになります。

 

株式の海外(先進国)を選ぶと下記のような国に投資するようになります。

 

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引用:学ぼう!「MSCI-KOKUSAIインデックス」の魅力 | 特集 | 楽天証券

 

構成国がアメリカに偏っているようにも見えますが、

それだけアメリカの企業が世界経済に与える影響が大きいということです。

 

*もちろん、指数に取り入れられる企業も変わっていきますので、構成国もそれに伴い今後変わっていきます。

 

2.なぜ、国内(日本)株式へ投資することを勧めないのか

 

 

分散の観点より、日本の投資割合を下げた方が良いから。

 

と言われても、意味不明だと思うので、簡単に説明しますと、

 

・日本人は日本に投資しすぎている

 

これを読んでいるあなたは、日本人だと思います。

ということは日本に多くの資産を投資していることになります。

 

図で表すと以下のようになります。

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・日系企業に勤めている=日本経済の景気によって収入に増減がある

・日本円を保持している=為替によって、円の価値が変動する

・国内株式を保持=日本経済の景気によって価値が上下する

 

というわけで、

日本企業に務めていて、かつ貯金を円で持っているということになれば、

ほとんど日本に投資しているようなものです。

 

であれば、確定拠出年金ぐらいは日本を外した方が

資産の分散の観点から言うと正解なのです。

 

・全資産に対する確定拠出年金の割合は、4%だけ

 

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また、確定拠出年金は、月1万円拠出し年3%で運用すると、

38年間で約800万円になります。

 

また、サラリーマンの生涯の所得は2億円と言われております。

 

つまり、確定拠出年金が総資産に占める割合は、たった4%なのです。

 

つまり、

日本企業に勤務しているということは、

資産の96%を日本に投資しているようなものなのだから、

 

であれば、確定拠出年金の4% ぐらいは、日本以外の海外に当てた方が良いのでは?という話です。

 

 

関連記事:確定拠出年金の割合を「日本 : 海外 = 20 : 80」➡︎「日本 : 海外 = 0 : 100」に変更しました

 

3.なぜ、新興国株式へ投資することを勧めないのか

 

それは、シンプルに手数料(信託報酬)が高いからです。

 

ここまで話を聞いていると、

 

先進国だけに投資するのではなくて、

新興国にもお金を回した方がより世界全体に投資していると言えるのではないか。

 

といった感覚を持たれている方も多いと思います。

 

それね。本当にその通りなんですよ。

先進国だけではなく、アフリカとか、フィリピンとか、ブラジルなど新興国にもお金を回してこそ、世界全体に投資していると言えるんじゃないの?

 

上記の考えは正しいです。

 

 

しかし、1つだけ問題があって、それが「手数料」が高いことなのです。

 

以下が、各株式の手数料の最安値の比較です。

 

・国内株式インデックス(手数料0.17%~)

・海外(先進国)株式インデックス(手数料0.1%~)

・新興国株式インデックス(手数料0.8%~)

 

国内・海外(先進国)・新興国の中で最も新興国のものが手数料が高いことが分かると思います。

 

で、それでも0.7%とかでしょ?そんなの関係あるの?

と思われますよね。そんなちいせぇこと気にすんなよ。って思っちゃいますよね。

 

でもね、確定拠出年金の運用商品を選ぶ際の0.7%の差はでかいのです。

 

 

説明していきますね。

 

月1万円を積み立てれば、手数料0.7%/年は以下のようになります。

 

1年目:12万×0.7%=840円

2年目:24万×0.7%=1680円

3年目:36万円×0.7%=2520円

38年目(60歳時点):31920円

 

つ・ま・り

38年間支払うであろう手数料の合計は:62万2440円となります。

 

 

また、これは、株価の価格が一切上がっていない場合の計算ですので、

株価の上昇が継続されれば、80万円、100万円の手数料にだってなりえます。

 

つまり、運用商品を選ぶうえで、

手数料の0.数%は馬鹿にしてはいけないものなのです。

 

なので、60万円以上のハンデを背負って新興国の株式に投資することよりも、

手数料の安い、海外(先進国)の株式の購入の方がオススメなのです。

 

質問④アクティブ型とインデックス型はどちらを選ぶべき?

 

答え:インデックス型

 

最後は、投資信託はアクティブ型かインデックス型どちらが良いのかについて説明していきます。

 

先ほども述べていますが、投資信託でアクティブ型かインデックス型で迷ったら

インデックス型を選びましょう。

 

なぜなら、長期の運用実績はインデックス型の方が優れているから。

という単純な理由です。

 

どういうこと?と思われる方が多いと思いますので、以下の図を見てみましょう。

 

インデックスファンドの運用成績が、アクティブファンドよりも優れている期間別の割合

 

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SPIVA Japan Scorecard(2016年12月末)

引用:S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスLLC、モーニングスター

 

上記の表を見て頂ければ、分かると思いますが

 

運用期間が長ければ長いほど、

インデックス型の実績はアクティブ型の成績を上回ります。

 

10年で日本は70%、アメリカでは90%インデックス型>アクティブ型なのですから、

 

38年間という運用期間がある確定拠出年金の場合では、

100%ちかいインデックス型の投資信託がアクティブ型の運用成績を上回っているはずです。

 

だから、インデックス型を選んだ方が良いのです。

 

てな訳で、ここからは

なぜインデックス型の成績がアクティブ型を上回ることが多いのか説明していきますね。 

 

インデックス型の手数料が、アクティブ型よりも安いから

 

これも簡単な理由なのですが、

インデックス型の手数料は安く、アクティブ型の手数料は高い。

だから、インデックス型の方が運用成績が多い場合が多いのです。

 

先ほども述べましたが、手数料が0.数%であっても数十万円の差が発生します。

 

アクティブ型の投資信託の多くは年間の手数料が1%を超えるものが多く、

中には2,3%を超えるものもあります。

 

先ほどは、0.7%で62万円の差が生じるということだったのですが、

手数料が2%も異なれば、数百万円ほどの差が生じるのです。

 

アクティブファンドの多くは、

その手数料の高さから生まれる数百万円の差を埋めることができないのです。

 

マッチング拠出はやめておけ

 

【確定拠出年金】20代会社員は絶対に「マッチング拠出」はやめておくべき理由

 

 

まとめ:確定拠出年金の運用商品は「元本変動型:株式:インデックス型」を選択しよう

 

質問①元本保証型と元本変動型はどちらが良いの?

 

→元本変動型

 

 

質問②株式・債権・REIT・コモデティがあるけれど、どれが良いの?

 

→株式

 

質問③国内:海外(先進国):新興国があるけど、どれを選べばよいの?

 

→海外(先進国)=100%

 

質問④アクティブ型とインデックス型はどちらを選ぶべき?

 

→インデックス型

 

なんだかよくわかんない。と言う人は何も考えず、

One DC 先進国株式インデックス ファンドを100%で運用でいいんじゃないかな。

 

 

以上となります!正しい選択をして楽にお金を得てくださいね!

 

お金の知識を身につけるには?

 

どうでしたか?

少しは、参考になる部分はありましたでしょうか。

 

最後に、簡単にですがお金について正しい知識を身に付けたい方に向けて

オススメな方法を紹介して行きますね。

  

本を読もう

 

まずですが、「本」を読みましょう。

 

20代は、いやいやお金の勉強って何よ?そもそも。

という状態だと思うので、そんな時はさらっと本を読みましょう。

 

オススメな本は下記でまとめてあります。

【新入社員向け】お金の勉強を始めるにあたって読んでおくべき本9選

 

これらの本を読んで下記の6つの質問に答えられるようになればひとまずOKです。

反対に、今下記の質問に即答できない方は上記の本に一通り目を通すことをオススメします。

 

・資産家と労働者の違い

・分散投資、集中投資の違い

・インデックス型、アクティブ型等信託の違い

・生命保険は加入すべきか否か

・機会損失とは何か

・評価経済とは何か

 

また、この他にも【新入社員向け】お金の勉強をしたいと思ったら知っておくべき50のことでお金に関する知識はまとめてありますので、

 

本はなんだか難しそうと感じる方は、上記の記事に目を通すだけでも

新入社員が知っておくべき金融知識についての理解は深められると思います。

 

その中で、節約に挑戦したり

「キャリアSIM→格安SIM(LINEモバイル)への変更など」

  

資産運用にチャレンジすることで

「WealthNavi」での自動分散投資など」

 

お金の知識だけでなく、実践力も上げていけるようにしていきましょう。

  

行き詰まりを感じたら、話を聞きに行こう

 

で、ある程度の節約や資産運用に挑戦した後にオススメなのが、

お金に関して詳しい方に、話を聞きにいくというものです。

 

というのも、自分で本で学んで実践していったとしても

理解が浅かったり、腹落ちしていない点も多々出てくると思います。

 

なので、自分自身の行動を正しく矯正する場として、

人に話を聞きにいくということをオススメします。

 

といっても誰に話を聞けばいいんだ?となると思いますが、

そんな時は無料で参加できる「お金の教養講座」を利用しましょう。

  

 

お金に関してのことって中々聞く機会っていうのはないと思うので、

こういった場を利用して日頃の疑問を解消していきましょう。

 

講師の方も丁寧な方ばかりで、

こちらが疑問に思ったことに対して、細かく回答してくれます。

 

もちろん無料ですよ!

 

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目次:【新入社員向け】お金の勉強をしたいと思ったら知っておくべき50のこと